カンテレ制作の関西ローカルドラマ『大阪環状線』シリーズ第3弾の制作が決定。これまでの“愛”からテーマを“笑顔”に変え、2018年に放送される。
関西に暮らす人にとって交通の要であるJR大阪環状線の各駅を舞台にした1話完結のオムニバスドラマ。環状線各駅を舞台に“大笑い”から“泣き笑い”まで、恋愛・友情・家族愛などさまざまな人間ドラマを描く。
放送は2018年1~3月を予定しているが、撮影1発目となる「寺田町駅編『宇宙のタコヤキ』」に出演する朝比奈彩と鈴木福が、大阪を代表する重要文化財の1つである四天王寺で、ドラマのPR会見を行った。
雑誌「Ray」の専属モデルでタレントの朝比奈は、地上波テレビドラマ初出演で初主演。婚約者を探しに寺田町駅に降り立ったホステス・莉奈を演じる。淡路島出身で、大阪環状線にまつわる思い出を聞かれると、「学生時代に淡路島からバスで梅田まで行き、そこから環状線に乗ってお買いものによく行っていました。結構(学生にとっては料金が)高かったので一大イベントでしたね。お年玉を握りしめて…って感じです」と上京前のエピソードを明かした。
一方の鈴木が演じるのは、寺田町に住む少年・聡。ひょんなことから、莉奈(朝比奈)と共に莉奈の婚約者・隆二を探すため、手掛かりとなる“寺田町”の街を歩くことに。聡は、タコ焼き屋を営んでいた父を事故で亡くし、また学校にもなじめないという役どころ。中学生になった鈴木は、少し影のある役柄と自身との違いについて、「自分の学生生活とは結構違いますね。(自分は)中学校生活には2日で慣れました」と笑顔。また、中学生になって初めての夏休みを迎え、野球部の活動を頑張っているようで、撮影の合間に朝比奈に投球フォームを見せるなど練習に余念がなかったという。
今回のPart3『ひと駅ごとのスマイル』では、寺田町駅のほか、福島駅、鶴橋駅、桃谷駅、玉造駅、天王寺駅、弁天町駅、京橋駅、大阪城公園駅、芦原橋駅の全10駅・10作品が制作される。現在決定している出演者は以下の通り。
■寺田町駅「宇宙のタコヤキ」…朝比奈彩、鈴木福
■弁天町駅「指輪のネックレス」…赤井英和、樋井明日香
■天王寺駅「ある夏の日に200パーセントの彼女に声をかけるということについて」…森永悠希、岡本玲
■大阪城公園駅「環状線くん」…松尾諭
■桃谷駅「初恋さがし」…森矢カンナ、田中偉登
■福島駅「こども食堂はじめました」…キムラ緑子、波岡一喜
※福島駅編のキムラ緑子と波岡一喜の物語は、Part2からの今回唯一の続編。前回は、大阪のオカン(キムラ演じる昌子)とその息子(波岡演じる順平)の不器用ながらもホロリとする親子愛を描いた。