ジャッキー・チェン主演最新作『スキップ・トレース』ジャパンプレミアが開催され、レニー・ハーリン監督とゲストの内田理央、ジャッキーちゃんが登壇した。
本作は、ジャッキー・チェン演じる香港警察の刑事とアメリカ人詐欺師の相性最悪なコンビが、なぜか一緒に追われる身となり、世界中を逃げまくるバディ・アクション大作。監督に『ダイハード2』『クリフハンガー』などを手掛けたハリウッドアクション界の巨匠レニー・ハーリンを迎え、ジョニー・ノックスヴィル、ファン・ビンビンらが出演している。
映画『ドリヴン』(2001)の撮影以来、17年ぶり5度目の来日となるハーリン監督は、「久しぶりにここ東京に来られて、皆さんにお会いできてうれしい!」と笑顔であいさつ。本作でタッグを組んだジャッキー・チェンとは「一度目は『ラッシュアワー』の監督をする予定が、スケジュールの都合で流れ、その後、他の作品をやる話があったけど実現しなくて、今回3回目でようやく実現した」と語った。
ブルース・ウィリス、シルベスター・スタローンらハリウッドを代表するスーパースターと名作を手掛けてきたハーリン監督は、ジャッキーの魅力について「ジャッキーからは『不可能なことはない』ということを学んだ」と語り、「ハリウッドでは数週間かかるような無茶なアイデアを、ジャッキーはわずか3時間でやってのけてしまう」と振り返った。
ここで、ゲストとして女優の内田理央が花束を持って登場。一足先に本作を鑑賞したという内田は「アクションももちろんすごかったですが、クスッと笑えてしまうところもあって、そして最後にはうるっとなって、終始興奮しながら観させていただきました!」と感想を語った。
続いて、本作を象徴するアイテムであるマトリョーシカを使い、映画の大ヒットを祈願して鏡割りならぬ“マトリョーシカ割り”をすることに。観客の「3・2・1、パンチ!」の掛け声でハーリン監督と内田がマトリョーシカにパンチをすると、中からジャッキー・チェンならぬジャッキーのものまね芸人・ジャッキーちゃんが勢いよく登場。
ジャッキーちゃんは「ハッジメマシデ、ワダシハ ジャキーチャンデス。コブシガイタイ ジャッキーチェン」と、得意の“拳が痛いジャッキー・チェン”など、本作での印象深いジャッキーのアクションシーンのネタを披露。するとハーリン監督は「素晴らしい!続編の時は彼を起用すれば予算削減ができる!(笑)」と大爆笑。
さらに、アクションができる女優としても活躍する内田に、ジャッキーちゃんがジャッキー風アクションをその場で伝授。2人一緒に見事なカンフーの型を披露すると、会場は大盛り上がり。それを見たハーリン監督は「今すぐキャスティングしたい!ここに、ジャッキーの代わりが、そしてファン・ビンビンの代わりには彼女がいる!」と内田のアクションに太鼓判を押した。さらに「続編の舞台は日本だね!」とコメントし、会場から割れんばかりの拍手が起こった。
最後に、ハーリン監督は「この舞台あいさつもすごく楽しかったけど、映画はもっと楽しんでいただけると思います!」とメッセージを送り、その後即席サイン会のファンサービスも行った。
『スキップ・トレース』
9月1日(金)全国ロードショー
<ストーリー>
香港警察の刑事ベニー・チャン(ジャッキー・チェン)は9年前、犯罪界の大物を捜査中に相棒ヤンを失った。その一人娘サマンサ(ファン・ビンビン)が詐欺犯罪に巻き込まれ、彼女のためにベニーはアメリカ人容疑者コナー・ワッツ(ジョニー・ノックスヴィル)を追って一路ロシアへ。だがたいほしたコナーはロシアンマフィア、香港マフィアなど複数の組織に追われている厄介な男。ベニーも巻き添えをくらい一緒に逃げるハメに。さらには行く先々で新たな敵を作ってしまうコナー。しかし道中、9年前の事件解決のカギをよりによってコナーが握っていることが分かる。9年前の事件にケリをつけるため、相性最悪なコンビは巨大な悪に立ち向かい…ながら逃げる!
監督:レニー・ハーリン
出演:ジャッキー・チェン、ジョニー・ノックスヴィル、ファン・ビンビン、エリック・ツァン、イブ・トーレス、ディラン・クォ、シー・シー、ジャン・ランシン、ヨン・ジョンフン、リチャード・ン、マイケル・ウォン、ウィンストン・チャオ
提供:カルチュア・パブリッシャーズ KADOKAWA
配給:KADOKAWA
公式HP:skiptrace-movie.jp
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