映画「ナラタージュ」のレッドカーペット&完成披露試写会が行われ、主演の松本潤、有村架純、行定勲監督が登場した。
本作は「この恋愛小説がすごい」(2006年版)で1位に輝いた、島本理生の同名恋愛小説を映画化。高校教師と生徒として出会った2人が、時が経ち再会。決して許されはしない、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる大人の純愛ラブストーリーとなっている。
TOHOシネマズ六本木ヒルズのエントランス前大階段に3人が登場すると、集まったファンからは大歓声が上がり、松本は有村の手を取ってエスコート。「皆さん、暑い中お集まりいただきありがとうございます」とあいさつした松本は「いよいよ『ナラタージュ』が皆さんに観ていただけるようになりました。ワクワクしてます!たくさんの方に愛していただける作品になったらいいなと思います」と。有村は「この日が来るのが楽しみ半面、不安半面だったんですが、観ていただいた皆さんに何か心に残るものがあったらいいなと願っております」とメッセージを送った。
その後、舞台あいさつも実施され、4年ぶりの映画主演となる松本は「行定監督の作品にお声掛けいただけたことがすごくうれしかったです。以前、一度プライベートでお会いしたことがあったんですが、そのときに“いつか面白い作品があったときにやれたらいいね”って言ってくださったことをすごい思い出して。本当に声をかけてくださったんだな~と思って」と喜びを語るも「同時に台本を頂いたときに戸惑いもありました」と吐露。「台本を読んだら葉山の描写があまりにも少なかったからどういうふうに演じるのか分からなかったので、監督とプロデューサーさんにお会いして話をさせてもらった。こういうふうにやりたいんだ、葉山はこういう人物にしたいんだって言ってくださった言葉がすごくすてきな言葉で、そのときに楽しみになった」と当時の心境を語った。
全身全霊で葉山を愛するヒロイン・泉を演じた有村は「1年前の夏に『ナラタージュ』という世界の中にいられたことが今はとても誇りに思います。大人の恋愛というものを23歳(撮影当時)で演じられたことは、きっと私にとって一生忘れられない出来事だと思っております」と大感激。
原作と出会って12年。念願の映画化となった行定監督は「去年の夏に撮影したんですが、あっという間に1年が経ちまして、やっと今日皆さんに観ていただく機会をいただきました。この映画は10年間ねばりにねばって、やっと映画化した作品。ここにいる松本潤君と有村架純さんに出会うことで素晴らしい映画になったと思います。この作品はある種リスクの高い部分もあると思うんですけど、2人ともこの映画を一緒に作ってくれることを受け入れてくれて、今日が迎えられていると思っています」と感慨深そうに語った。
また、8月30日に34歳の誕生日を迎える松本をサプライズでお祝い。ハッピーバースデーのBGMが流れる中、ケーキが登場すると「いいっすよ~」と照れくさそうな松本は、MCから「ナラター“ジュン”」ケーキと説明されると、「あっ本当にナラター“ジュン”になってる。まさか、タイトルと僕の名前でギャグが出来るなんてね(笑)」と苦笑い。「お誕生日おめでとうございます!34歳も松本さんにとって素敵な1年になるように願っています」(有村)、「松潤おめでとう。まぁもう34歳ですからね、本当に大人の濃い男だなと思っているので、これからももっと大人ぶりを見せてもらって。正義感が強すぎるくらい強いんでね。これからもカッコいい松潤でいてくれればなと思います」(行定監督)と2人からお祝いメッセージが送られると「ありがとうございます!いや~ビックリしました」と笑みを浮かべた。
映画「ナラタージュ」は10月7日(土)より全国ロードショー。
公式HP:http://www.narratage.com/