9月29⽇(金)より公開される、主演リリー・フランキー、ヒロイン清野菜名が体当たりの演技で挑んだ、実話を基にした映画「パーフェクト・レボリューション」の本編映像の一部が公開された。
『身体障がい者だって恋をするし、セックスもしたい!障がい者はただの人間なんです!』。重度の身体障がいがあり、車いす⽣活を送りながら、障がい者の性に対する理解を訴えるために活動するクマ。彼が恋に落ちたピンクの髪の美少女ミツは、人格障がいがある風俗嬢だった―。どんな不可能も可能にする、ハチャメチャだけど純粋な、クマとミツの“最強のふたり”のラブストーリーが始まる。
今回公開された本編映像では、クマとミツが結婚と子作りについてけんかを始める。クマと結婚し子供が欲しいというミツに、クマが「結婚はまだしも、子供は絶対無理!」と難色を示す。お金はどうするのか、子供の面倒を見られるか、放射線治療の影響が子供に及ぼす可能性はあるのかという問題を挙げるクマに、大丈夫だよと主張するミツ。世間を知れと返すクマ。言い合いはエスカレートし、「障がい児だろ!障がい児くらい受け入れてみろよ!」「この人格障がい!」と罵り合うまでに。そこに止めに入ったのが介護⼠の恵理(小池栄子)だったが、豹変したミツはワインの瓶を割って「世話してるからっていい気になってんなよ!自己満足野郎!若い男のエキスしゃぶって勝手に元気になりやがって! 」と襲い掛かる。
クマとミツが障がい者であるが故の壁に突き当たるシビアな展開を迎え、明るく前向きなミツが、精神のバランスを崩し始める姿が⽣々しく描かれているこのシーン。こんな状態に陥ってしまったミツとクマの関係が、この先どうなるのか?ハチャメチャだが、純粋に2人で目指してきた“完全な革命”は果たしてどのような結末を迎えるのか?
清野菜名は「ミツは、障がいもある関係で感情が0か100かで中間がない」と語る。極端に振れ幅のある役柄を「すごく楽しかった」と振り返る、その熱演は必見だ。また、長年にわたってクマをサポートしてきた恵理役の小池栄子、恵理の夫・悟の真に迫る演技にも注目だ。
映画「パーフェクト・レボリューション」は、9月29日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー。
映画「パーフェクト・レボリューション」
<ストーリー>
泣いてもいい、笑われてもいい。障がいなんて2人で超える。革命は起こせる。
クマは幼少期に脳性麻痺を患い、手足を思うように動かせず車いす生活をしている。ただし彼はセックスが大好き。身体障がい者にとっての性への理解を訴えるために活動している。そんな彼が、ある日、美少女・ミツと出会う。障がい者であるにも関わらず生き生きとしているクマに、ミツは「あなたとわたしみたいなのが幸せになれたら、それってすごいことだと思わない?」「それを世界に証明するの!」という。どんな不可能も可能にする、ハチャメチャだけど純粋な、クマとミツの“最強のふたり”のラブストーリーが今始まる。
<スタッフ>
監督・脚本:松本准平
企画・原案:熊篠慶彦(著書「たった5センチのハードル」)
劇中曲:銀杏BOYZ「BABY BABY」
エンディングテーマ:チーナ「この世界が全部嘘だとしても」
<キャスト>
リリー・フランキー 清野菜名 小池栄子 岡山天音 余貴美子
公式サイト:http://perfect-revolution.jp/
©2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会