10月7日(土)からBSジャパンで放送される、浅田次郎原作連続ドラマ『プリズンホテル』の試写会に、田中直樹、柄本明、菅田俊、矢野聖人、北香那が登壇した。
主演を務めるのは、ゴールデンタイムの連ドラ初主演となる田中直樹(ココリコ)。オーナーも従業員も客も極道だらけという“プリズンホテル”を任された支配人・花沢役を演じる。またホテルのオーナーにして極道の親分でもある木戸仲蔵役を柄本明が演じるほか、副支配人・黒田役を菅田俊、フロントマン・新井役を矢野聖人、花沢の娘・花沢シゲル役を北香那が務める。
主役・花沢を演じる田中は役について「支配人であるからホテルのこと、お客様のことは第一なんですけど、度がすぎるほどお客様のことを考えてる。“任侠の方でも、犯罪を犯しててもこのホテルに泊まってる間はイチお客様には変わりありません。だから精いっぱいおもてなしサービスをしましょう”っていうせりふがあるんですけど、それが花沢さんを表してる」と説明。一方、柄本はホテルのオーナー・木戸の見どころを「どういうところにあるんでしょうね…」と悩んだ様子を見せていた。
副支配人を演じる菅田は「役柄的にヤクザなんですけど、裏表のない真っすぐな男だと思っています」とコメント。締めくくりに“オッス!”と役柄ピッタリの気合を発し、会場からは笑いが起こった。
矢野は原作にはないオリジナルキャラの新井を演じる。「思いっ切りやってほしいと言われて、振り切って、変顔とか今までにないぐらいいろんな顔作ってて。ちょっと抜けてるところもあるんですけど、どこか憎めないっていうキャラクターを生み出してます」と、自らコメディー担当を宣言。
花沢の娘であるシゲルを演じた北は「見た目もギャルギャルしくて、誰にでもタメ口聞いちゃうような物怖じしない女の子っていう印象があって。その中でもシゲルの優しさとか弱い部分とかところどころ見れると思うのでギャップを感じられる役です」と。
『プリズンホテル』の魅力、見どころについて田中は「独特な設定のホテルです。いろんなワケありのお客様がホテルにいらっしゃって。でも最後ホテル後にするとき、みんな清々しい顔で帰って行かれます。そこには我々従業員もそうなんですけど、任侠ながら人と人とが向き合っていく上で、紳士にまっすぐ向き合うことでそういう効果が生まれるのかなって僕自身もこの作品で感じました。真っすぐ生きていく力みたいのがこの作品の見どころでもあるのかなって感じております」と語った。
すると柄本は「田中さん演じる花沢、連れて来られたんです。この顔見てください、連れて来られた感じでしょ?あなた見たとき連れて来られたんだな~って。ここも連れて来られたって感じだもんね。本番やってるときも、あ~連れて来られたなって。本当は早く家に帰りたいでしょ?」と田中をいじると「いやいやそんなことないですけど!でも相方に連れられてこの世界に入ったんです」と芸能界に入ったきっかけと花沢の、意外な共通点が明かされた。
このやりとりを見た矢野は続けて「見ていただいたとおり、和気あいあいとした現場です。面白いだけじゃなくて涙もあって、人間模様が描かれてて考えさせられるところも。特定の方々ではなくいろんな方に楽しんでもらえる作品になってます」と呼びかけた。
『プリズンホテル』は強面男性たちがたくさん登場するが、そんな男性たちについて、北は「映像だけだと怖い方々に見えると思うんですけど、カメラが回ってないときの皆さんのオフな感じはギャップがあって。菅田さんがアイスクリームを食べてるのを見てしまったんです」とオフの姿にキュンとしたと明かし、菅田は照れ笑い。
最後に、自分が“プリズンホテル”を客として訪れたかのような体験ができるVRを田中が体感することに。コワい従業員たちに囲まれ、恐怖の時間を過ごすことになるというVRで、自分自身が登場すると「恥ずかしい!あんまり見たくないですね」と、視界をしきりに移動させ、恥ずかしがる様子に出演者も大笑いし、会見は幕を閉じた。
従業員、客人も任侠だらけのワケありホテル『プリズンホテル』は10月7日(土)よりBSジャパン夜9時から放送される。
連続ドラマJ 浅田次郎『プリズンホテル』
原作:浅田次郎「プリズンホテル」シリーズ(集英社文庫刊)
脚本:三浦駿斗、田中智章、青塚美穂、宮本武史
監督:青山貴洋、岡野宏信
プロデューサー:森田昇(BSジャパン)、朝野敦也、岩崎愛奈
製作:BSジャパン ドリマックス・テレビジョン
出演:田中直樹(ココリコ)、柄本明、矢野聖人、北香那、菅田俊、森下能幸、長江英和、武田幸三、永岡佑、望月ムサシ、副島淳ほか
公式サイト:http://www.bs-j.co.jp/prisonhotel/
スペシャルVR映像
※PCの場合はマウスで視点を変更することができますのでさまざまな方向を見てお楽しみください(一部のブラウザでは正しく表示されない場合があります)
※スマートフォンの場合はYouTubeのアプリをダウンロードしてお楽しみください
※ヘッドマウントディスプレイを使用して視聴すると、より臨場感を味わうことができます(12歳以下のお子様はヘッドマウントディスプレイの使用を避けてください)
※バイノーラル録音のため、イヤホンorヘッドフォンでのご視聴をおすすめします
©浅田次郎/集英社・BSジャパン