演劇界で注目を集める劇団・□字ック(ロジック)の最新作『滅びの国』(2018年1月・本多劇場)のビジュアルが解禁された。
本作は、団地に住む孤独な主婦が女性用風俗を利用したことをきっかけに、シェアハウスに住む若い男に墜ちていくストーリーで、時代を象徴するコミュニティーに居住する男女2人の孤独を描く。
主人公の団地に住む主婦・透子役には大河ドラマ「真田丸」、MBSドラマ「深夜食堂」、劇団本谷有希子など数多くの映像・演劇作品で活躍している女優・吉本菜穂子。その相手役の女性に体を売るシェアハウスに住む青年・祥示役に舞台「真田十勇士」、TBSドラマ「3人のパパ」など活躍がめざましい俳優・三津谷亮。透子の夫・渉役にオクイシュージ、透子に女性用風俗の情報を伝える友人・典江役に黒沢あすかが決定。また、祥示の住むシェアハウスの住人役として、大鶴美仁音、小林竜樹、冨森ジャスティンらが出演する。
メインビジュアルには、吉本と三津谷の写真を起用。公演は2018年1月17日から21日まで東京・本多劇場にて。チケットは11月25日10:00に発売。枚数限定でスペシャルホログラム仕様のチラシも用意される。
なお、11月4日(土)、11月25日(土)は観劇三昧下北沢店(東京都世田谷区北沢2-9-2 ZIP155ビル2F)にて「滅びの国」ビジュアル写真展およびキャストを交えたトークイベントが予定されている。また、12月2日(土)に行われる□字ックが出演するライブサーキットイベント「下北沢にて’17」、および12月中旬に下北沢で開催される山田佳奈とゲストによるトークイベントも決定。これら4つのイベントのうち3つ以上来場した人にはもれなく「滅びの国」オリジナルポスターをプレゼントするスタンプラリーも行われる。イベントの詳細は□字ック公式ホームページ(http://www.roji649.com/)をチェック。
「滅びの国」
脚本・演出:山田佳奈
公演日時:2018年1月17日(水)~1月21日(日)※全7ステージ
会場:下北沢・本多劇場
チケット発売日:11月25日(土)10:00~
<出演>
吉本菜穂子 三津谷亮/
小野寺ずる 日高ボブ美 山田佳奈
大竹ココ Q本かよ 滑川喬樹(以上、□字ック)/
大鶴美仁音 小林竜樹 冨森ジャスティン 水野駿太朗
東谷英人(DULL-COLORED POP) キムラサトル ホリユウキ(犬と串)/
オクイシュージ 黒沢あすか/
柏崎絵美子 倉冨尚人 近藤洋扶 三丈ゆき JUMPEI 照井健仁 難波なう 橋本つむぎ
<あらすじ>
団地”に住む主婦は、別の女にのめり込んだ旦那の帰りを待ちきれず、部屋に若い男を呼び、その場限りの関係を結ぶ。
若い男は主婦を柔らかく抱きとめると、耳元で「愛している」と言う。
それがリップサービスだということは分かっている。
だが主婦はその日から、その若い男のことばかりを考えるようになってしまう。
彼が住むのは“シェアハウス”。その場限りの慣れ合いを良しとし、蜜を舐め合うような環境。
わたしが居る場所が滅びなのか、それとも彼のいる場所が滅びなのか。
「真っ暗なトンネルの中にいるみたいに空っぽだ。わたしもあの彼も」
団地とシェアハウス。
時代を象徴するコミュニティーに居住する男女ふたりの孤独を描く。
誰でもいいから、最低なあんたでもいいから、わたしのこの渇きを満たしてほしい。