「折り紙」をテーマにしたNHK・Eテレのドラマ『オリガミの魔女と博士の四角い時間』(毎月最終土曜・午後10時45分)のスペシャル版が、12月30日(土)午後10時から放送される。
主演の滝藤賢一扮する折り紙研究者の折鶴博士が、さまざまな作品に挑戦するこの番組。スペシャル版では折鶴博士に恋心を抱く一方で、いたずらを仕掛けて困らせる「オリガミの魔女」の声の尾上菊之助が、謎の男・みみずく伯爵として登場。大みそかの夜を舞台に、赤と白が表裏になった折り紙を使って十二支を作るという難題で、折鶴博士とみみずく伯爵が“紅白オリガミ合戦”を繰り広げる。
滝藤はスタッフと練習を重ねるだけでなく、ほかの現場にも折り紙を持ち込み猛特訓。菊之助も役作りのためにヘアースタイルを「みみずく」っぽくカットする気合の入れようで、休憩時間も惜しんで折り紙を折っていたという。
この日の放送には、タモリや黒柳徹子など数々の有名人の顔を折り紙で作り、「折り顔作家」としても知られる松尾貴史も出演。自らが手掛けたオリガミの魔女の制作秘話を明かすほか、今年ブレークした“あの人気者”の折り顔にも挑戦する。
さらに、都内の高校に通う天才折り紙男子高校生による制作時間4時間、約400工程の大作「折り鶴」や、壁がちょっとさみしくて作ってしまったという「鹿の剥製」なども紹介される。
放送後には番組ホームページにて、今回登場する作品の一部の折り方を工程図や動画で解説。松尾の折り顔講座や、滝藤のインタビューも公開される予定だ。
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