3月1日(木)放送の『超入門!落語 THE MOVIE シーズン2』(NHK総合)に加藤諒、神保悟志、飯尾和樹(ずん)、安達祐実が出演する。
同番組は、落語の世界を映像化した“見る落語”番組。噺家の語りに合わせ、再現役者が“あてぶり芝居”で落語の世界の登場人物を演じ、落語の世界を映像で伝える。今回は「ふだんの袴」(噺=春風亭一之輔)と「堪忍袋」(柳亭市馬)を映像化。
「ふだんの袴」では、古道具屋にやってきた立派な身なりの侍(神保)が主と会話するその堂々とした立ち居振る舞いを見ていた八五郎(加藤)は感心。マネをしようとした八五郎は、さっそく大家のもとに駆け込んで袴を借り、古道具屋に乗り込む。
八五郎役の加藤は、昨年10月放送の「かぼちゃ屋」以来、2度目の出演。「前回とは覚悟が違いましたよ。『もっと頑張らないと』と思って一生懸命にやりました。顔芸が前回よりひどくなっているかもしれませんが…(笑)」とコメント。
侍役の神保は、番組の特長であるあてぶり芝居について、「楽しかったです。口が合う感じがだんだん快感になるんですよ。難しいんですけど、音と口があったときは快感ですよね」とその感想を語っている。
「堪忍袋」は、いつも夫婦げんかばかりしている熊さん(飯尾)とその女房(安達)が、まわりに諭されて中国の故事を見習い、怒ったときに文句のことばを怒鳴り入れるための袋“堪忍袋”をこしらえる。互いに袋の中に向かって言いたいことを怒鳴り入れてみると、効果は抜群。しだいにこの袋が評判になって…という内容。
飯尾は安達との夫婦役について、「最初はけんかばかりしているんですけど、安達さんの目が本当に恐くて、目力がすごい。身長は俺より低いんですけど、全然大きく見えて。『なんだい!』って言われている時に、たぶん、心の中で『ごめんなさい』って5回くらい言いました(笑)」と安達の演技力にタジタジ。
一方、安達は夫婦げんかのシーンについて、「なかなかこういう場面やらせて頂くことないですけど、普段の夫婦生活がこういう所にいきてくるんだなと思いました(笑)」と。
また、番組について「映像化すると(落語が)すごく分かりやすくなる。落語家さんはこんなに細かくお芝居しながら演じてらっしゃるんだってあらためて実感して、すごく面白いと思いました」と語っている。
『超入門!落語 THE MOVIE シーズン2』
3月1日(木)後10・25~10・50 NHK総合
<落語>
「ふだんの袴」春風亭一之輔
「堪忍袋」柳亭市馬
<出演>
「ふだんの袴」八五郎:加藤諒 侍:神保悟志
「堪忍袋」熊さん:飯尾和樹(ずん)女房:安達祐実
(現代劇)濱田岳、小沢仁志ほか
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