映画『羊の木』の大ヒット御礼舞台あいさつが行われ、主演の錦戸亮、木村文乃、吉田大八監督が登壇した。
観客にまざって本作を鑑賞していた錦戸はMCから名前を呼ばれると「はい、は~い!」と客席から登場。まさかのサプライズに観客から悲鳴があがると、「僕はここまで大きい(スクリーン)ので観たことなかった。こうやってたくさんの方が観てくれてうれしいです」と感想を語り、「多分誰も気づいてなかったです(笑)。みんな映画に集中してたんでしょうね」と安堵の表情をうかべた。
木村は周囲からの反響も大きかったようで「今ドラマの撮影をしているんですが、その現場でキャストの方もスタッフの方も観てくださっていて。あらためて大ヒットとはこういうことなんだとかみ締めています。とても素敵な作品に参加させていただいて、ありがとうございます」と笑顔を見せた。
イベントでは錦戸の登場のほかにも、さまざまなサプライズを実施。錦戸の大好物である“お米”が80キロ分登場するも、なぜか警戒する錦戸は「これサプライズなんでしょ?爆発とかせぇへんのかなと思って(笑)」と苦笑。プレゼントされることが分かると、「やった!!めんたいことかと一緒に食べれたらいいかな」と喜んでいた。
そして、フォトセッションの際に観客が感想を書いたメッセージボードを登壇者たちにサプライズで掲げると「わぁ~。いつ書いたんですか?ありがとうございます」と驚く3人だったが、自分たちの反応がいまいちだったことを「もうちょっと反応しなきゃいけなかったなって3人で話しました」と反省。錦戸は「びっくりはしました。でも、びっくりしすぎると意外と何にも言えないもんじゃないですか…っていうことにしてください!」とたじたじだった。
最後に錦戸は「私事ですが、前回映画に出たのが4年前。いま日本もピョンチャンオリンピックで盛り上がっていますけど、オリンピックもそれまでに培ってきた練習や経験がものを言うと思います。僕も次は4年後ではなくてね、2年後にもオリンピックはありますし、別に僕は冬季限定の理由はないですから(笑)。それまでにしっかりと精進して、皆さんに素敵な映画を届けられるように頑張りたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。
映画「羊の木」
大ヒット公開中
<STORY>
さびれた港町・魚深(うおぶか)に移住してきた、互いに見知らぬ6人の男女。市役所職員の月末(つきすえ)は、彼らの受け入れを命じられた。一見普通に見える彼らは、何かがおかしい。やがて月末は驚がくの事実を知る。「彼らは全員、元殺人犯」。それは、受刑者を仮釈放させ過疎化が進む町で受け入れる、国家の極秘プロジェクトだった。ある日、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(あや)をも巻き込み、小さな町の日常の歯車は、少しずつ狂い始める…。
<CAST>
錦戸亮 木村文乃 北村一輝 優香 市川実日子 水澤紳吾 田中泯/松田龍平
<STAFF>
監督:吉田大八
脚本:香川まさひと
原作:「羊の木」(講談社イブニングKC刊)山上たつひこ、いがらしみきお
公式サイト:http://hitsujinoki-movie.com/