ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」(2月16日(金)公開)の来日記者会見が2月14日に都内で行われ、ヒューのほか、本作でパワフルな歌声を披露している女優のキアラ・セトルが出席した。
親日家として知られるヒューは、会見に現れるなり「オハヨウゴザイマス」と日本語であいさつ。この日はバレンタインデーということもあり、「女性から男性にチョコをあげる国に来られてうれしいよ(笑)。キアラからはまだもらってないけどね(笑)」とジョークを交えつつ、「帰ったら妻にチョコを贈ります」と愛妻家のヒューらしいひと言を。
ヒュー演じるショーマン、P.T.バーナムのサクセスストーリーを、歌とダンスを交えて描く本作。ヒューは制作に7年かかったことを明かしながら「これは人生を肯定している映画。未来が明るく見えてくる効果があるんだ。日本の方もぜひ楽しんで!」と呼びかけた。
バーナムの一座で”ひげ女”として人気を集めるパフォーマー、レティを演じるキアラ。キアラの歌う劇中歌「This Is Me」は、第75回ゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞、第90回アカデミー賞の主題歌賞にもノミネートされるなど高く評価されている。キアラは「最初はこの曲を歌うのが怖かった、逃げたかった」と明かし「でも、“君がやりなさい”ってヒューや監督が言ってくれたの。音楽は、どんな言語よりも雄弁。この曲のテーマについて毎日もがいているけど、戦う力をもらえた気がする。この曲がこういう形で届いてうれしい」と涙ながらに語った。
涙を浮かべるキアラの肩を優しく叩いて激励しながら「ちょっとひと言いいかい?」と切り出したヒューは、「初めてキアラがこの曲を歌った動画があるから、Googleで検索してほしい。キアラはこの曲で役を射止めたんだ。今までのどの経験よりも一番深くて感動的な演劇的経験だった。ぜひ1億2千万人の日本の皆さんにも見てほしい」とPRした。
キアラは「ヒューの耳が悪かったんじゃないかしら?(笑)」と謙遜しつつも「彼は、自分ですら気づかなかった私のポテンシャルを引き出してくれた人。彼は私にとってお兄さんのような存在で尊敬してる。私も彼のようになりたい」と大絶賛で、ヒューはムービーカメラを指差しながら「今言ったことは全部レコーディングされてるから、そのコピーを僕にくれるかい?」とおどけてみせた。
また、「This Is Me」に合わせて登美丘高校ダンス部が踊るプロモーション動画についてキアラは「実は、私があのビデオを最初に見たの。すぐにSNSで広めたかったけど、3~4回じっくり見たの。そのあとヒューや監督にも見せた。私の人生を変えたほど素晴らしかったわ」と太鼓判。ヒューも、前日に行われたイベントで登美丘高校の振り付け師に直接お礼を言えたと明かし、「この映画が公開されて6週間だけど、ファンのみんながいろんな動画を送ってくれる。それだけいろんな国の人の心をつかんで、つなげたんだと思う。特に登美丘高校は素晴らしかったよ」と賛辞を送った。
映画「グレイテスト・ショーマン」は、2月16日(金)公開。
ヒューが紹介した動画
https://www.youtube.com/watch?v=XLFEvHWD_NE
登美丘高校とのコラボ動画