3月10日(土)公開の映画「坂道のアポロン」の公開直前イベントが行われ、知念侑李、中川大志、小松菜奈、ディーン・フジオカ、三木孝浩監督、スペシャルゲストとしてジャズ・シンガーの綾戸智恵が登場した。
本作は、「このマンガがすごい!2009オンナ編」第1位に輝いた同名マンガを映像化した青春映画。主人公の孤独な青年・薫(知念)が、転校先の高校で一生ものの友達や恋、そして音楽に出会い、自ら人生を切り開いていく10年を描いた感動作となっている。
映画単独初主演を務める知念は「あと3日ですか…もうドキドキです!」と現在の心境を明かすと、「どうですか、皆さん浸ってますか?」と試写を見た観客に質問。「感動的な感じで終わったからトークとテンションの差が出てしまうかも。ちょっとここからは盛り上げていきたいと思います!」と笑顔で会場を和ませた。
観客に劇中の「音楽」「友情」「恋」のどれにグッときたかのアンケートを実施すると、「音楽」と「友情」ばかりで、「恋」がほとんどなかったことから、恋愛要素も担っている知念は「強いて言えば……という結果ですよね?」と確認して笑いを誘った。
そんな中、三木監督が「普通なら男女でやるラブストーリーの演出を2人(知念と中川)のシーンでやりました」と打ち明け、「最初の出会いのシーンもスローモーションで音楽がかかっていて。知念君はヒロインの顔をしてたもんね」と笑みを浮かべると、知念は「千太郎君(中川)が“美しい!”という感じでしたね」と納得。ヒロインを演じた小松も「2人がすごく美しくて。(教会で知念と中川が並んでオルガンを弾くシーンでは)キスしそうなくらい近かったです。“なんなんだろう?”って、ちょっと複雑でした。キスするんじゃないかと思って」と2人の仲良しぶりを明かすと、中川は「キスしそうでしたね、あそこは…」と期待をあおった。
また、劇中で知念はピアノ、中川はドラムに挑戦。2人の演奏シーンを綾戸は「そうとう頑張って練習したと思う。ほんまにすごいなとびっくりしました。幸せそうに演奏していた」と絶賛。「音楽を愛されているプロの方から、こういう言葉をいただけてうれしいです」(中川)、「幸せだったもんね。2人でセッションしている間は」(知念)と喜んでいた。
映画「坂道のアポロン」は、3月10日(土)公開。