3月20日(火)放送の古舘伊知郎のトーク番組『トーキングフルーツ』(フジテレビ)は、脚本家・三谷幸喜&落語家・春風亭昇太の1時間スペシャルを放送する。
古舘が事前にゲストを調べ尽くし、古舘だからこそ聞ける話を引き出す大人のトーク番組『トーキングフルーツ』。最終回となる今回は、三谷幸喜、春風亭昇太が登場する。
春風亭昇太とは、行きつけのカフェでトークをスタート。サバの缶詰をアテにお酒などを楽しめる店で、昇太が自身の“缶詰愛”を語り始める。58歳だが今も“若手”のイメージがある昇太が、『笑点』の出演オファーを受けた時、躊躇していったん電話を切ったという裏話を明かす。
「いつも周りの人から“いつか笑点に出られるといいね”と言われていたのですが、けっこう躊躇しましたよ。落語家は1人で複数の人間を演じなきゃいけないけど、『笑点』やると強烈なイメージがつくかもしれない…。お話をいただいた時に“ちょっと考えさせてください”と電話を切ったんです」という昇太。
自分の落語家としての立ち位置も「滑舌悪いし、かむし、こんな声だし、軽いし、、」と笑顔で謙遜する。それでも、古舘から今の活躍につながる昇太流について聞かれると、なぜ他の人と違うことをやらなければならなかったのか、熱く語り始める。
2人目のゲストは、三谷幸喜。なじみの深い新宿「角座」(旧 THEATER/TOPS)でトークを始めようとすると、三谷から「こういう風に向かい合うの苦手なんです」と注文が。番組始まって以来初めてとなるゲストからの撮影スタイルへのダメ出しに、古舘はすぐに「じゃあ、変えましょうか」と別のスタイルを提案。しかし三谷は「もうカメラさんもセッティングしてくれているし…」と結局、最初の格好に戻ることになり、古舘は「じゃあ、言わないでくださいよ!」と爆笑する。
実は“大御所”とヨイショされるのも苦手とアピールした三谷は、最初の撮影スタイルに注文をつけたように、自身の少々ややこしい性格について語り始める。「自分は一人っ子で母は働きに出ていたので、甘えたいんだけど、甘える対象がいない。1人の時間が多かったんですね。でも本当は皆と群れたい。パーティは嫌いだけど、招待状は欲しい。行くのは嫌じゃないんですけど、(会場で)声をかけないでほしい、放っておいてほしい。でも放っておかれたくない。皆でご飯に行くときは、(断るのだが)一応声をかけてほしい。そして断ってもあきらめてほしくない、3回くらいは」と語り、古舘、スタッフを爆笑させる。
ほかにも、自分の作品をどう分析しているのか、アイデアが行き詰まったときに何をするのかなど“三谷流”トークがさく裂する。
『トーキングフルーツ』
フジテレビ
3月20日(火)深0時25分~1時25分
<出演者>
古舘伊知郎
ゲスト:春風亭昇太・三谷幸喜
©フジテレビ