知念侑李、原作者からの手紙に感涙「僕でよかったって言ってもらえてホッとした」

映画
2018年03月20日

映画「坂道のアポロン」公開御礼舞台あいさつ 映画「坂道のアポロン」の公開御礼舞台あいさつに知念侑李、中川大志、小松菜奈、三木孝浩監督が登壇した。

 公開から10日。Hey!Say!JUMPメンバーの山田涼介から連絡が来たという知念は「次の日も現場で会うのに、電話で10分ぐらい映画の感想をしゃべってくれて。『本当にいい映画だった』って言ってくれて、それだけ涼介の心に届いたんだなと思ってうれしかった」とエピソードを明かした。

 また、映画を見たお客さんから“運命を変えた出会い”について聞かれると、中川は「大分県で撮影していた時に現場近くのお肉屋さんで、人生初“とり天”を食べまして。そのとり天がもう、衝撃的すぎて!鶏肉ってこんなにもサクサクなんだっていうぐらい、サックサクでから揚げとは違うおいしさで、人生が変わりました!」と興奮気味に語ると、知念が「ただの食いしん坊じゃないか」と笑顔でツッコむ場面も。

 そんな知念は「嵐と大野智君を知ったことによってここに立ってます。小さい頃、ダンスをやっていてテレビで大野君が踊る姿を見て『これだけ人を感動させることができるんだ。僕もここに入りたい!』と思って、ジャニーズ事務所に入りました。その出会いがなければ、たぶん今頃はニートだったのかなって」と笑った。

 中川と知念が話している間、ずっと考えていた小松は「特にないかな」とつぶやき、会場を笑いに包んだ。その後「女優業ですかね。12歳からモデルさせていただいて、18歳から女優のお仕事も始めさせていただいたんですけど、映画の現場が大好きだなってあらためて思いました。いろんな役者さんと会って、いろんな話をしてすごく刺激的で成長していける現場なので。これがなかったら、私も腐ってたんじゃないかなって(笑)。今、本当に楽しくて幸せです!」と笑顔で語った。

 ここで、サプライズで原作者・小玉ユキ先生から手紙があると知らされ「手紙はダメだよ、ヤバイヤバイ!」と慌てるキャストたち。『知念さんが薫というキャラクターを理解し、演じながら内側から薫に共鳴してくださっていたのだと思います。そうでなければ、あんなに細かい演技の隅々まで薫を感じることはないと思います。知念さんと薫が出会ってくれてよかった、と心から思います』とMCから読み上げられると、知念は思わず涙。「人前では泣かないと決めてるタイプなので、すごく恥ずかしいですが、小玉先生に一番、この映画を喜んでいただいたことが本当にうれしくて。僕でよかったって言ってもらえて、よかったなというのとホッとしました」と。

 最後に知念が「公式としてこうやってあいさつできるのも最後だと思うと、とても寂しくて締めたくない気持ちはありますが、ここから僕たちの元から飛び立って、たくさん方の心に届いてほしいです。また、見てくれた方にとって“一生ものの映画”になってくれたら。僕たちに会いたくなったら、また劇場に来てください!」とメッセージを送った。

 映画「坂道のアポロン」は大ヒット公開中。

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