超新星のゴニルが、7歳からの友人であるデザイナーのユジュと立ち上げたファッションブランド「FREIKNOCK(フライノック)」が、3月19日から東京・渋谷を中心に開催されている「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 A/W」のオープニングを飾った。
2016年に創設された「FREIKNOCK(フライノック)」は、韓国では多くのセレブリティに愛用されているファッションブランド。“フライ”はドイツ語で「フリーダム」を意味し、“自由への扉をノックしろ”というメッセージが込められている。
子供のころから日本のファッションに興味を持ち、「UNDERCOVER(アンダーカバー)」の高橋盾など日本のデザイナーにも影響を受けたというユジュ。「韓国のファッションを広めたかったし、日本でも認められたいという気持ちがあった」と言い、今回のショーでは「犯罪者の外面と内面」を表現。「イスラエルの写真作家が撮影した犯罪者の写真からインスピレーションを受けた。ランウェイで歩いているモデルが着ている服やヘアメイク、アクセサリーから、その人がどんな犯罪を起こしたのかが分かると思います」と話した。
今回のショーはGQ JAPANのプロデュースによるもので、GQ JAPAN編集長の鈴木正文は「自由で若い感受性を表現したいという気持ちが今日のショーにも出ていたと思う。ある意味、成熟していない。もっと成熟した服を作ろうと思えば作れるけれど、そこに向かっていかないというところに若い世代の共感を得るところがあると思う」と評価。加えて、「東京という場所が、アジアの若いデザイナーにとって、ファッションを通じて自分たちの考え方やスタイル、生き方を伝えていけるような共通のプラットフォームになればいいなと思っています」と期待を寄せた。
自らモデルとしても参加し、ショーを盛り上げたゴニルは「1つの夢がかなったという気持ち。これから日本でどんどんFREIKNOCKが広がっていけばいいなと思います」とコメント。ゴニルの夢の舞台を見届けようと、会場には超新星のグァンスとジヒョクの姿もあった。