無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」で、2周年記念企画『ラスト亀田興毅~最後の現役復帰~』#1が3月31日に放送された。
3月31日の放送では、1月1日に放送した『亀田大毅に勝ったらお年玉1000万円』の進行MCを務めたロンドンブーツ1号2号の田村淳と亀田が対談。番組冒頭、亀田の復帰を現場で聞いていた田村は「やっと引退して楽になったのに、また厳しい所に戻ってくるんだって。亀田興毅がリングに戻ってくるっていうことと、2重の驚きがあった」と語った。
その決断の理由について亀田は「亀田3兄弟、亀田一家はデビューの時から良い意味でも悪い意味でも騒がれてきた。華やかにデビューしてきて、人知れず海外のリングで引退して。それも自分のボクシング人生かなって思っていたけど、できることなら日本のリングで最後引退したいなというのが心のどこかで残っていた」と、これまでに語られることがなかった引退への心境を明かした。
さらに、亀田が「亀田興毅を最大に表現できる舞台はリングの上しかない。“ボクサー・亀田興毅の最後の死に場所”ですよね。ボクサー亀田興毅を終わらせないといけない」と語ると、田村は亀田の妻について「一旦引退を決めたときの奥さんの安堵感ってすごかったと思うの、死ぬきでやってるわけだから。またリングに上がることについて奥さんはどうだったの?」と質問。
これに対し亀田は「でも、相談する前にリングで言ってますからね(笑)」と笑いながら答え、妻に「何考えてるの?今は生活環境も違うし、仕事もしなければいけない」と言われたものの、最後には「興毅の決めたことに反対はしない、でも気を付けて」と背中を押してもらったことを明かした。
対談を通じ、田村は「こういう人生経験を経て、もう1回リングに上がるってなったら、またいろんな面で強くなった亀田興毅を見られるような気がする」と語り、亀田も「これまでに35試合戦ってきたけど、どの試合も納得できていない。満足する試合ができたら、完全にボクシングというものに別れが言えるかもしれない」と、最終戦への意気込みを語った。
番組の後半では、亀田の現役復帰となる対戦相手を生放送と新宿アルタビジョンで発表。記者会見には、協栄ジムの金平会長が駆けつけ、対戦発表の瞬間を見守った。
現役復帰への思いをあらためて語った亀田は、自らの声で対戦相手である元WBC世界フライ級王者であるポンサクレック・ウォンジョンカム選手の名前を発表。さらに、ポンサクレック選手を選んだ理由として「最後の現役復帰でどうしても戦いたかった人物」と語った。
AbemaTV 2周年記念企画『ラスト亀田興毅~最後の現役復帰~』#1
放送日時:3月31日(土)後11時~深0時
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
出演者:亀田興毅、田村淳(ロンドンブーツ1号2号) ほか
過去放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/9jqaKMnUGgVEto
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