又吉直樹原作、佐野勇斗・本郷奏多ダブル主演の映画『凜』の追加キャストが発表された。
『凜』は、芥川賞作家・又吉直樹が書き下ろした初の長編で、2007年12月に神保町花月で公演された舞台作品を映画化。又吉は原作のほか脚本監修も担当する。主演は、ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしても活動する佐野勇斗と本郷奏多。
佐野、本郷と共に男子高生役で青春群像を繰り広げるのは、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑。佐野演じる耕太の母を石田ひかり、耕太が憧れる保健の先生を山口紗弥加が演じる。
さらに平祐奈、片桐仁、堀部圭亮、勝村政信の出演も決定。舞台『凜』に出演した金田哲(はんにゃ)、椿鬼奴、ドラマ「火花」で役者デビューを飾った好井まさお(井下好井)らよしもと芸人も作品を盛り上げる。
また、主題歌・挿入歌をインディーズロックバンド・ハルカミライが手掛けることも決定。ハルカミライが映画の主題歌・挿入歌を担当するのは本作が初となる。主題歌は、2017年にリリースされた、心に優しく響く楽曲「ヨーロービル、朝」。挿入歌は、新曲「俺達を待っている」。登場する高校生5人の心情にぴったりと寄り添い、青春ストーリーをさらに彩る楽曲となっている。
<コメント>
■須賀健太
映画『凛』で“大仏”こと石倉優太を演じさせていただきます、須賀健太です。今回お話をいただき台本を読ませていただいた所、非常に台本が面白く「ここから自分たちが肉付けしていくのかぁ」とワクワクしたと同時に身が引き締まったのを覚えています。又吉さんが描く登場人物達は個性的で愛らしい人物ばかりですが、その中でも演じさせていただいた大仏は、一際個性的だと思います。“笑顔が大仏みたい"だからあだ名が大仏。まぁ他にも諸説あるのですが…(笑)。自称チャームポイント、笑顔の須賀健太、全力でニコニコさせていただきました!お楽しみに!
■石田ひかり
又吉さんの作品に出演がかない、とてもうれしく思っています。男の子たちの青春友情物語に、わたしもその頃、何でもないことでいつまでも笑ったりしていたな、と懐かしく思い出しました。池田監督とは以前ドラマでお世話になりましたし、佐野勇斗くんとも2回目の共演でうれしい再会でした。たくさんの方に観ていただけるよう、スタッフ・キャスト力を合わせて頑張りたいと思います!どうぞお楽しみにしていてください!
■金田哲(はんにゃ)
11年前、舞台で『凜』をやった時に、竜二役をやらせていただきました。時を経て、この素敵な作品『凜』が映画化されることに感激しています!今回、刑事役ということで、役作りのために20回腹筋と背筋をしました。そのへんに注目してください!
■ハルカミライ
こんにちは。ハルカミライというロックバンドで歌を歌っています。ハシモトマナブと言います。台本を読んで俺達の歌と完全に辻褄が合ったと思いました。『凜』という名称をした冷静かつ情熱の作品に、ロックバンドの興奮と情熱を贈ります!又吉さんはじめ関係者各位、ありがとうございます。
映画『凜(リン)』
2018年度公開(予定)
「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で初公開(ワールドプレミア)
原作・脚本監修:又吉直樹
監督:池田克彦(TBSテレビ 制作局 ドラマ制作部)
脚本:渡邉真子
製作:吉本興業
制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー、TBSテレビ
制作プロダクション:エクセリング
<出演>
佐野勇斗、本郷奏多 須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、大沢ひかる、平祐奈 椿鬼奴、須田邦裕、金田哲(はんにゃ)、好井まさお(井下好井)、片桐仁、堀部圭亮、勝村政信、石田ひかり(友情出演)、山口紗弥加
<主題歌/挿入歌>
主題歌:ハルカミライ『ヨーロービル、朝』
挿入歌:ハルカミライ『俺達を待っている』
<ストーリー>
「あなたは、それでも誰かを信じられますか?」
僕たちの村にはある伝説があった。「100年に一度、村から子供が消える」 高校二年の春。東京から来た一風変わった転校生と、僕らは友達になった。くだらないことでふざけ合いながら過ごす青春の日々。するとある日、僕たちの友達が消えた。混乱する小さな村。伝説の存在が頭をよぎる。そして、また一人と消えていく友達。親友である転校生に向く疑いの目。それでも僕たちは信じたかった。自分たちの仲間を。 あなたは、あの日あの時にしか存在しなかった友情、恋愛、恐怖、そして勇気を目の当たりにすることになる。不思議な転校生と村の伝説、隠された仲間の秘密、そして犯人は誰なのか!? 芥川賞作家・又吉直樹が書き下ろした舞台が、10年の時を経て奇跡の映画化!!
HP:http://rin.official-movie.com