無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」で、『給与明細』#5が5月6日に放送された。
5月6日は、一部の女性の間でファンが急増しているという新しいアイドル“メンズ地下アイドル”の実態を調査。“メンズ地下アイドル”とは、大手事務所に所属せず、劇場ライブを中心に活動するアイドル。番組では“メンズ地下アイドル”のマネージャーとプロデュースをしている男性に接触し、インタビューを行った。男性はインタビューの中で「1つのグループで、月収数千万とか普通にあるところはある。要は、接触のできるジャニーズみたいな。歌があって、特典会がある。写真を撮れば撮るほど、お金を積めば積むほど、その推しの子と一緒にいられる。そのためにファンは、それぞれ働いて頑張っている。ライブのパフォーマンスと言うよりは、特典会でどれだけ稼ぐか」と話す。
その実態を暴くため、スタッフは新宿区大久保で開催されている“メンズ地下アイドル”のライブ会場へ。会場へ続く階段に座り込む女性たちに話を聞いてみると、彼女たちは“メンズ地下アイドル”のファンで、会社員、アパレル関係、学生とファン層は、ほとんど20代だった。
今回のライブイベントは13組のアイドルグループが出演する合同ライブで、午後5時から9時まで4時間に渡り開催。イベントチケットの値段は、前売り3000円、当日3500円と一般的なレベルの料金。会場に足を踏み入れると、“メンズ地下アイドル”が熱心なファンの目の前で踊り、女性たちは一生懸命に声援を送っていた。
一方、会場にはスマホの画面に見入り、座り込んでいるファンの姿も。彼女たちの興味は、推しのアイドルのみ。先ほどの女性たちも、推しのアイドルが登場するまでの時間つぶしだった。
午後9時、13組全てのライブが終了。しかし、ファンは帰る様子がなく、およそ300人のファンがこの後始まる「特典会」を目当てに待っていた。「特典会」とは、アイドルがライブ終了後に、ファンと握手や撮影会を行うミニイベント。写真撮影は1分間で1枚1000円。“メンズ地下アイドル”たちは1分1000円で時間を売り、それをファンが買う。ファンは、その至福の時間を過ごすためライブへと足を運んでいた。中には、何度も列に並び直し、1分間の逢引きを繰り返し楽しむファンの姿も。「一体月にいくら使うのか？」と話を聞くと、「月に30万円」「月に50万円くらい」、中には“メンズ地下アイドル”につぎ込むために「パパ活」をしているファンも。
“メンズ地下アイドル”にハマる理由として「親目線で成長していく姿を見たい」「依存しています」「イベントに行くことが日課」などの声が聞かれた。
続いて、当事者である“メンズ地下アイドル”を取材。「（大手の芸能事務所は）年齢的に弾かれることが多かった。アイドルをやりたいと思ったのが遅かったので、地下にきました。武道館をファンで埋めたいです。武道館に立つことより、埋めることを頑張りたい」と想いを語った。
「特典会」が終わった会場では、本日の売り上げを集計。先ほど話を聞いた“メンズ地下アイドル”のグループは「写真が95枚だったので、9万5千円」と、1時間の間に、メンバー5人で9万5千円の売り上げ。このグループは、4月だけでも月に19本のイベントを行っており、単純計算で月に180万5千円を稼いでいることに。
さらにライブチケット代などを含めると、約200万円以上を稼ぎ出していると推測された。
その後、番組は、現役メンズ地下アイドル「VIMA」のリーダー・橘和希さんの自宅に潜入。月に約200万円を稼ぐと予想される橘さんに、気になる月収を聞くと「週払いなので分からないです。あれば使っちゃうので、月にいくらもらっているか考えたことがなかった。（帳簿も）つけていないです」と答え、タンス貯金を見せてもらうことに。封筒からは50万円の札束が次々と現れ、その総額は300万円。こうして“メンズ地下アイドル”という新しいビジネスモデルの実態が明らかになった。
次回5月13日（日）の放送は、“恵比寿マスカッツの着エロクイーン”三田羽衣が「フェチをつなぐ店」に単独潜入する。
AbemaTV『給与明細』
放送日程：毎週日曜 後11時～11時30分
放送チャンネル：AbemaSPECIAL
ストーリーテラー：テリー伊藤
出演者：VIMA、橘和希（メンズ地下アイドル）
5月6日（日）放送URL：https://abema.tv/channels/abema-special/slots/Ek5UgAsLNHgXSf
※5月12日（土）までAbemaTVで無料配信中
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