綾野剛が、7月スタートのテレビ朝日系『ハゲタカ』((木)後9・00)で同局の連続ドラマに初主演することが分かった。
作家・真山仁氏が2004年に刊行した累計230万部突破の同名小説が原作。バブル崩壊後を舞台に、外資ファンド代表・鷲津政彦(綾野)が「ハゲタカ」と呼ばれながらも日本企業に次々と買収を仕掛け、再生させる物語。今作オリジナルのエピソードとして、真山氏が新たに書き下ろした原案を基に、2018年の鷲津の現在も描かれる。監督は、『相棒』シリーズなどの和泉聖治氏が担当する。
買収においては誰よりもシビアに血も涙もない決断を下す一方で、周囲を惹きつけてやまないカリスマ性を持つダークヒーローを演じる綾野は「過去最大の難関に立ち向かおうとしています。ひと筋縄ではいかないハゲタカに挑むのですから」と、並々ならぬ覚悟を見せる。
その上で「いつからか、自身を愛せず、自身に落胆し、自身を否定する時代に、いつだって人生の選択は待ってくれない。この作品が皆様にとって、明日への活力、生きる希望へとつながるよう、チームハゲタカは和泉聖治監督、スタッフ、キャストと共に挑戦し続け『現状維持は後退である』を信念に、最後まで攻めの姿勢で戦い抜きます。難関は越える為にある」と熱演を約束した。
真山氏も「『ハゲタカ』の登場人物たちは、日本人の誇りの復活を叫び、希望を追い求めた。その葛藤の記録が、映像化される。それは、平成時代を締めくくるための必然なのだ」と期待を寄せている。
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