柚月裕子の原作を役所広司主演で映画化した「孤狼の血」(公開中)の続編制作が決定。主演・役所広司、原作・柚月裕子、東映株式会社・多田憲之代表取締役社長からコメントが到着した。
暴力団対策法成立直前の広島の架空都市・呉原を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う生き様を描く本作。キャストは役所のほか、松坂桃李、真木よう子、中村倫也、中村獅童、竹野内豊、音尾琢真、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介ら。各レビューサイトで絶賛されたほか「新たな東映やくざ映画の金字塔」と評されるなど、高評価を得ている。
今回、本作の続編制作が決定し、撮影キャスト・スタッフが調整に入っていることが明らかとなった。併せて、主演の役所、原作の柚月、そして東映株式会社・多田憲之代表取締役社長からコメントが到着した。
<役所広司(大上章吾役)コメント>
続編は、第一作を遥かに超えるいい作品を期待しています。今後、いろんな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?
<原作・柚月裕子コメント>
「荒磯に波」の東映△マークを見るだけで、心が震えました。続編は望外の喜びです。持てる力すべてを注ぎ込んでくださった 東映とスタッフ、劇場に足を運んでいただいた観客の皆様には、感謝の言葉しかありません。あの狂熱と恍惚を、再び期待しております。
<東映株式会社・多田憲之代表取締役社長 コメント>
「孤狼の血」は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します。