田中圭が主演を務めるテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』((土)後11・15)が、クランクアップした。
女好きだがモテない主人公・春田創一(田中)が、乙女心を隠し持つ上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)とイケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)から告白されるラブコメディ。今週6月2日の最終回を前に公式インスタグラムのフォロワー数が30万人超え、「黒澤武蔵」名義の裏アカ「武蔵の部屋」も40万人を突破するなど、SNSを中心に盛り上がりを見せている。
先に撮影を終えたのは吉田のほか、武川政宗役の眞島秀和、栗林歌麻呂役の金子大地、瀬川舞香役の伊藤修子。眞島は「お祭りが終わるみたいで寂しいです。続編があったらいいなって思います」、金子は「カッコいい先輩方と一緒にお芝居ができて、すごくうれしかったです。これからも成長した姿を見せられるように頑張ります!」、伊藤は「ストレスなく、撮影の日々を過ごすことができました」とそれぞれあいさつした。
“ヒロイン”である吉田に花束を贈った田中は、感極まって涙。ほかのキャスト・スタッフももらい泣きする中、田中は「オールアップで泣いたのは『WATER BOYS』(2003年)以来。しかも、人のクランクアップで泣いたのは初めて…」と号泣した。
吉田はそんな田中を笑顔で見つめながら、「ヒロイン役ということで最初は、非常に責任重大だと思いました。僕が何か間違った演技をしてしまうと、とんでもなく変なドラマになる可能性があるな、と感じたからです」と振り返り、「でも実際に撮影が始まったら、圭を愛していれば問題ない、と気づいた!家で考えてきた演技プランも、この現場に来るとほぼ通用せず、ただただ圭に引き出してもらった芝居をずっとやっていたような気がします」と感謝した。
それから数時間後、林の撮影が終了。林は「この撮影チームの雰囲気が大好きで、毎日帰りたくなくて…。こういう経験はこの先もなかなかないだろうなって思っていました」と切り出すと、「圭くんと出会えて本当によかった」としみじみ。「圭くんと2人で、こういう難しい話だからこそ…」と目頭を熱くしながら、絞り出すように「休みの日もなるべく一緒に過ごすようにしました。だからこそ、役にちゃんと気持ちを入れることができました。感謝、感謝…本当に感謝しています」とスピーチした。
さらに数時間後、今度は田中の撮影が終了。田中は「言いたいことが多すぎて…」とこみ上げる思いを吐露すると、しばし息を整えて「すごく、すごく幸せな環境でお芝居をさせていただいているな、と毎日感謝しながら過ごすことができました。本当に幸せな時間でした」と感慨深げ。
続けて「『何かもう一歩踏み込んだ作品をやりたいな』と感じていた矢先に、この作品と出会い、『ここで自分がやりたいものをやれたらいいな』という思いで撮影に入りました」と明かし、「最初の方は不安もあったんですけど、信頼できるキャストやスタッフの皆さんと現場を重ねていくうちに、『どうにかなるんじゃないか』と。第1話を見て、それは確信に変わりました。今振り返ると撮影はあっという間でしたけど、みんなでよりよいものを目指しているんだなって、強く感じる日々でした」と充実感をにじませた。
最後は「みんなのことが好きすぎて、みんなが優秀すぎて…!こんな現場に本当に感謝しかありません。みんな大好きです!」と、田中が“愛の告白”で締めくくった。