公開中の映画「友罪」から、かつて世間を震撼させた事件を起こした元少年A・鈴木を演じた瑛太の特別映像が公開された。
今回公開された映像は、瑛太の怪演ぶりが見られる衝撃的なシーンが詰まっている。寮でバットを振り回し、顔面を殴られても笑い続け、終いには自分を殴れと石を手に取り、相手が躊躇すると「しょうがねーなぁ!!」と自らの頭を殴りつける行動に。
常識では測れない鈴木(瑛太)の奇怪な言動の数々には恐ろしさを感じる一方で、益田(生田斗真)の前で時折見せる笑顔からは周囲の人間と変わらない、温かみのある優しさを感じさせる場面も。映像の最後は、無表情で水路に横たわる鈴木と共に、「“悪人”なのか?それとも…」という言葉で締めくくられている。
瀬々敬久監督は、瑛太について「役者というより、パフォーマー。演じるというより、身体表現に近い」と語っている。
また、拭いきれない罪と共に生きる鈴木役に全身全霊で挑んだ瑛太は、「映画を通して、観てくれた方に“何を与えたいのか”についてはすごく疑問があった」と、苦悩を明かした。それでも、「どんな役でも愛して演じていきたい」と役者としての思いを語った。
『友罪』
公開中
監督・脚本:瀬々敬久(『64-ロクヨン-前編/後編』)
原作:「友罪」薬丸岳(集英社文庫刊)
出演:生田斗真 瑛太 夏帆 山本美月 富田靖子 佐藤浩市
配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/yuzai/
©薬丸岳/集英社 ©2018映画「友罪」製作委員会