田中圭が『おっさんずラブ』を語る「あの2人がそのまま僕の心の中に生きています」

ドラマ
2018年06月02日

『おっさんずラブ』 田中圭が主演を務めるテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』(6月2日(土)最終回)が、クランクアップを迎えた。

 女好きだがモテない主人公・春田創一(田中)が、乙女心を隠し持つ上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)とイケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)から告白されるラブコメディ。6月2日の最終回を前に、公式インスタグラムのフォロワー数が30万人超え、「黒澤武蔵」名義の裏アカ「武蔵の部屋」も40万人を突破するなど、SNSを中心に盛り上がりを見せている。

 春田役の田中、牧役の林に先駆けて、春田たちが勤める天空不動産のメンバーがクランクアップ。天空不動産のラストシーンは、転勤を命じられた春田が営業所の面々にあいさつをするシーンだった。

 テストから本番へと回を重ねるごとにヒートアップする田中の芝居に乗じて、周囲のキャスト陣の芝居も加熱。はじめは拍手をするだけだったのに、武川役の眞島秀和&栗林役の金子大地も本番では田中に抱きつくアドリブを入れるなど拍車がかかり、最終的には「バンザーイ!バンザーイ!」と大声のバンザイで締めた田中。監督の「カット」の声がかかると、息も絶え絶えの田中に「ここ、そんなに引っ張るシーンじゃないからね(笑)」と眞島が声をかけた。

 続いて、春田が書類を落とすシーン。書類の落とし方にもこだわって、「もうちょっとバラバラになるように落としたほうがいいかな?」と何度も試していた田中。それを背後で見ている営業所のメンバーも負けじと存在をアピール。書類を落とした春田をからかうシーンでは、金子に「行け!つめあと残せ!」とけしかける眞島。「ものすごいことやってくれよ!」と吉田もあおり、「了解です!」と田中に突撃した金子だが、残念ながらカメラアングルから外れており、「全く映ってないけど(笑)」とカメラマンにツッコまれていた。ほとんどがアドリブだという春田をからかうシーンでの役者たちの即興芝居に注目だ。

<クランクアップ コメント>

■瀬川舞香役/伊藤修子
ストレスのない現場で…ストレスなくできる役でした。ありがとうございました!

■武川政宗役/眞島秀和
スタッフの皆さんキャストの皆さんありがとうございました。あっという間でした。お祭りのような現場で、正直7話は短いなと思いました。“足ドン”はもうきっと一生やることないと思いますけど、続編とか…やれたらいいなと思います。ありがとうございました!

■栗林歌麿役 /金子大地
ありがとうございました。カッコいい先輩方の下で一緒に芝居ができてうれしかったです。キャストの皆さんもスタッフの皆さんも優しくしてくださってありがとうございました。成長した姿を見せられるように頑張りたいと思います!

■黒澤武蔵役/吉田鋼太郎
世間一般にヒロイン役ということで公表されてしまって、僕の芝居が一歩間違うととんでもないドラマになると思っていたので、監督・スタッフのみんなが笑ってくれると安心できました。圭を愛していれば問題ないと思って、ただ、圭に引き出してもらった芝居をやってきました。そういう現場は珍しくて、自分で考えて作らない芝居をやってきました。世間でも評判がいいようで、ドラマ界にも一石を投じられ、この現場に参加できてよかったです。ありがとうございました!

 キャスト1人ひとりに田中が花束を渡し、握手をしていたが、眞島の番が回ってくると「マサムネ~!」と林が飛び出してきて、感極まった様子でハグ。それまで笑顔でキャストを見送っていた田中も、吉田の番が回ってくると「あ~マジか~!」と顔をしかめて号泣。クランクアップしたキャストを送り出したあとの田中に感想を聞いた。

<春田創一役/田中圭 コメント>
◆天空不動産のメンバーがついにクランクアップを迎えました。

早かったなぁ。楽しかったなぁ。前作の単発ドラマから一緒に芝居をしていたので、吉田さんがクランクアップを迎えたことで、俺の頭の中であらゆる(黒澤)部長が蘇ってきて涙が止まらなかったんです。もう、本当に全部の部長のシーンが頭に流れて、ビックリしました(笑)。それであらためて、2年前のことも思い出したりして…。その作品がこうやって連ドラになって、みんなで一生懸命に愛して作ったものがまたみんなに愛されて。鋼太郎さんもめちゃくちゃ愛を持って芝居をしてくれて、鋼太郎さんのカッコよさが部長のカッコよさとして表れていて…。終わっちゃった寂しさが募ってたまらなかったです。終わらない現場はないので、仕方ないですね。

◆7話分を撮り終えて印象的だったのは?

どのシーンも鮮明に覚えているので、一番のシーンは決められないです。1話ごとに山場がたくさんありましたし。ただ1つ言えるのは、部長を演じてくれた鋼太郎さん、牧を演じてくれた遣都、あの2人だからできた部長と牧だったということ。だからシーンというよりは部長と牧のキャラクター自体が一番心に残っています。あの2人が生きてくれたキャラクターがそのまま僕の心の中に生きています。

◆いよいよ最終回が放送されます。

『おっさんずラブ』じゃないと見られないフィナーレになっていると思います。一言で言うと「めちゃくちゃ」なんですけど(笑)。それぞれの思いで、それぞれの見方で楽しんでいただきたいと思います。

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