「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」の制作発表会見が行われ、犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆、武田航平、越智友己、滝裕可里、水上剣星、上堀内寿也監督、そして劇場版ゲストの勝村政信、藤井隆が登壇した。
本作は、放送中の『仮面ライダービルド』の劇場版。東都、西都、北都と3つの首都が繰り広げた戦争は終わり、パンドラタワーには新政府が樹立された。3つの首都には、これまでの首相に代わり、それぞれの知事が置かれ、平和のための新体制が確立されたはずだったが、それは仮面ライダービルド／桐生戦兎を撲滅するための、隠された真実へとつながる完璧な計略だった…。
この日の会見にスケジュールの関係で欠席となった、もう1人の劇場版ゲストである松井玲奈からビデオメッセージが。「大好きな仮面ライダーシリーズに参加できることがとてもうれしくて。本当はビルドたちと一緒に会見したかったです。映画はドキドキハラハラな展開の中、物語が進むのでスクリーンでドキドキワクワクを共有してください！」と。
伊能賢剛／仮面ライダーブラッドを演じる勝村は「史上最強、史上最強の仮面ライダーを演じました勝村です！」とあいさつし、「7月で55歳になるんですが、こんな年寄りがライダーになっていいのか、大丈夫なのかと不安でした。でも、周りから『お前すごいな！子供と一緒に見に行くよ』とたくさん言ってくれてうれしかったですし、仮面ライダーが始まった時から見ているので、当時の勝村少年に『君は50年近く経ったら最強のライダーができるんだぞ』と言ってあげたい、夢のようです！」と喜んだ。
しかし、出演にあたり悔しいこともあったという勝村。「衣装合わせの時に監督から『変身ポーズどうしましょう？』って聞かれたんですけど、いろいろ装備もあるし恥ずかしいから、ポーズなしでお願いして。どうして変身ポーズつけなかったのか、今になって後悔してます。…監督、撮り直させてください！」と懇願する場面も。
郷原光臣／ゼブラロストスマッシュを演じる藤井は「普段、僕は宇宙船地球号の乗組員の1人として、地球をどうするか考えている平和主義者なので、今回悪役を演じるのは非常に難しくて」と演じる上での苦悩を明かした。さらに「でも、現場で松井さんと勝村さんとご一緒させていただいている時に、勝村さんに最新の芸能ゴシップを報告することによって悪い自分になれました（笑）」と役作りについて語った。
テレビシリーズも佳境に入り、放送当初と比べて成長したことを聞かれたキャスト陣。桐生戦兎／仮面ライダービルドの犬飼が「クランクインしたあたりでは、変身のやり方がうまく決まらなかったりとか、変身の格好がよろしくないとかで悩んだ時期もあって。でも、集大成と言えるこの映画で過去イチの変身ができました！」と明かすと、万丈龍我／仮面ライダークローズの赤楚も「僕も最初は何十テイクも重ねた変身シーンが、今では1発で…いや多くでも5回ぐらいでできるようになりました」と笑った。
また内海成彰を演じる越智も「最初の頃は不安と緊張でいっぱいいっぱいで。今では、撮影自体を楽しむ余裕ができたし、僕自身も変身できたのが大きかったので、撮影が楽しいですね」と笑顔。
石動美空を演じる高田は「撮影で朝5時集合っていうのが多くて、早起きがすごく得意になりました！」と特撮あるあるを。滝川紗羽の滝は「初めてましてで出会ってから1年経って、今では何でも話せる仲になったんです。このメンバーの絆が成長したかな」と語ると、氷室幻徳／仮面ライダーローグの水上も「役者側からも『こういうふうにしたい』と提案できるようになって。それが今回の映画にも反映されていることが成長した部分かな」と語った。
本編の第2章から参戦した、猿渡一海／仮面ライダーグリスの武田は「赤楚君や犬飼君が当初と比べて非常に頼もしい部分が垣間見れるようになった。一緒に現場を引っ張ってくれています」と話した。
本作では、エキストラ3000人を集めた北九州での大規模なロケを敢行している。ロケ現場について犬飼は「エキストラの1人ひとりが仮面ライダーを愛してくださっているのが伝わって、非常に熱い現場でした！」と振り返った。また、撮影以外でも北九州を楽しんでいたようで「北九州と言えばラーメンだろうと思い、撮影期間中にどれほどのラーメンが食べられるか集中していました」と笑った。
最後に犬飼が「暑い夏にベストマッチ！な映画ですので、ぜひ劇場に足を運んでください」とメッセージを送った。
『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』
8月4日（土）全国ロードショー
公式サイト：http://www.build-lupin-vs-pato.jp/
劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会
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