2004年正月の滝沢秀明主演『ドリームボーイ』以来、上演を重ねてきた『ドリームボーイズ』(作・構成・演出 ジャニー喜多川)が2018年9月に2年ぶりに帝国劇場で上演されることになり、都内で製作発表会見が行われた。
前回までで上演回数は539回を数え、これまで100万人を動員してきた人気シリーズの最新作は玉森、千賀、宮田の3人に加え、HiHi Jetsの橋本涼、井上瑞稀、猪狩蒼弥、髙橋優斗、作間龍斗がさまざまな理由で親に捨てられながらも、力をあわせてドリームランドを作る少年たちという新しいキャラクターを演じる。
まず挨拶をしたのは、少し緊張した面持ちで登壇したHiHi Jetsの5人。「入所してから今年4年目なんですが、初めて見た舞台がドリームボーイズなので、今回メインキャストとして出れることをうれしく思っております」(髙橋)、「ぜひ爪痕を残せるように頑張りますのでよろしくお願いします!」(橋本)、「僕たちHiHi Jetsがフレッシュな花を添えられるように精一杯務めさせていただきます。よろしくお願いします!」(井上)、「前回よりもパワーアップしたパフォーマンスと演技を皆様にお届けできるように頑張ります」(猪狩)と、出演経験のあるメンバーがそれぞれ意気込みを語る中、今年グループに加入した作間は「初めて『ドリームボーイズ』に出演させていただくことになります。先輩方にも迷惑をかけないように精一杯務めさせていただきますのでよろしくお願いします」と挨拶。
続いて登壇したのは女優の鳳蘭、紫吹淳。鳳が「またこうして出演する機会をいただき、若者のパワーを浴びて若返りたいと思います」と話すと、紫吹は「ジャニーさんのおかげで、『ドリームボーイズ』のおかげで、結婚も出産もしていませんが(笑)、毎回出るたびにかわいい子のお母さん役をさせていただけることを光栄に思います。今年も誰のお母さんなのかとても楽しみです」と自虐的なコメントで会場を笑わせた。
最後に登壇したのは2013年から座長を務める玉森と、千賀、宮田の3人。玉森が「また今年も帝国劇場で『ドリームボーイズ』をやらさせてもらえるということなので、新しくなった『ドリームボーイズ』を精一杯頑張っていきたいと思います」と挨拶。千賀が「再び帝国劇場に立たせていただくこと、本当に嬉しく思います。座長・玉森裕太の背中を追いかけ、ときには支え、精一杯頑張っていきたいと思います!」と意気込みを語る中、宮田は「今年のポスターを見たときに、自分が真ん中にいたので『僕が座長かな?』って思ったんですけど、そんなことありませんでした(笑)。一生懸命サポートしたいと思うので今年もよろしくお願いします!」と笑顔を見せた。
今回、新たに加わったHiHi Jetsについて千賀は「生放送の音楽番組見たよ!すごいよね!これ以上、ローラースケート履かないでって正直思った(笑)」と同じローラースケートが武器の後輩グループに危機感を感じたと告白し、「ライブも見に行かせてもらって、素晴らしいパフォーマンスなんですよ。先輩・後輩とかおいといて、同じアイドルとして切磋琢磨していきたいという気持ちが強いです」と後輩たちを絶賛した。
『ドリームボーイズ』といえば、劇中でボクシングをする玉森、千賀が見せる肉体美も見どころの一つ。宮田を誘ってジムに通っているという玉森が「今気づいたんですけど、宮田さんは(舞台で)脱がないなと思って。千賀さんと行こうかな…」と呟くと、突然フラれてしまった宮田が「待て待て待て待て!じゃあ3人で行こうよ!」と慌てだす場面も。
さらに今やっているトレーニングを聞かれて、宮田が「この前は10kgのダンベルを持って腹筋しました。なかなかできないので(玉森は)さすがですよ。歯を食いしばりながら根性がめちゃめちゃあって、見ていてすごいなぁって」と褒めたのも束の間、「とか言ってますけど、自分のほうが今ちょっと筋肉あるので俺の前で涼しい顔でやってみせるんですよ。『これ、やってみて~』みたいな」と、玉森からクレームが。これには宮田も「去年、舞祭組でトレーニングしてそれからもやっていてそれなりに筋肉ついているので、そのノウハウを座長に叩き込んでやろうかなと思って!」と、ヲタクアイドルらしからぬ筋肉自慢で会場の笑いを誘った。
『ドリームボーイズ』
9月6日(木)~9月30日(日)まで帝国劇場で上演
作・構成・演出 ジャニー喜多川
出演 玉森裕太、千賀健永、宮田俊哉、
髙橋優斗、橋本涼、井上瑞稀、猪狩蒼弥、作間龍斗、
紫吹淳、鳳蘭