無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIAL2チャンネル」で放送する『真夜中の映画祭』の7月のラインナップが発表された。
7月よりリニューアルした『真夜中の映画祭』は、映画監督としても活躍する品川庄司の品川ヒロシが、映画の特集内容にまつわるさまざまなゲストを迎えてトークを繰り広げながら独自の目線で映画の世界を掘り下げる映画トーク番組。
7月前半は、「いい映画と出会おう。」をコンセプトにした、国内最大級の映画レビューサービス『Filmarks(フィルマークス)』とのコラボ企画として、「厳選!真夜中に観るとキケンな映画特集」と題し、『殺人の追憶』『ニュー・シネマ・パラダイス』『黒い家』『南極料理人』の4作品を放送する。
『殺人の追憶』
7月6日(金)深夜0時放送
韓国で実際に起きた未解決殺人事件をリアルな演出で映画化した作品で、韓国のアカデミー賞と称される「大鐘賞」の作品賞・監督賞・主演男優賞・照明賞の受賞作。
『ニュー・シネマ・パラダイス』
7月7日(土)深夜0時放送
アカデミー外国語映画賞や、カンヌ映画祭審査員特別グランプリなど、各国で称賛を浴びた話題作。
『黒い家』
7月13日(金)深夜0時放送
西村雅彦演じる菰田重徳と、大竹しのぶ演じるその妻(幸子)が繰り出す強烈なキャラクターが特徴となる作品。
『南極料理人』
7月14日(土)深夜0時
南極観測隊員の西村淳のエッセイ『面白南極料理人』を堺雅人主演で映画化。共演には生瀬勝久、きたろう、高良健吾といった個性派俳優が登場する。
各放送回では、スタジオに『殺人の追憶』では元警視庁刑事の北芝健、『ニュー・シネマ・パラダイス』では元映写技師の葛城ねね、『黒い家』では事故物件情報サイトを運営する大島てる、『南極料理人』では元南極越冬隊料理担当の鈴木博之といった映画にまつわるゲストが登場し、品川とトークを展開する。
7月後半は、「“実は見てない”って言いづらい…常識ホラー映画特集」と題し、『悪魔のいけにえ(R15)』『仄暗い水の底から』『リング』の3作品を放送する
『悪魔のいけにえ(R15)』
7月21日(土)深夜0時放送
“ホラー映画の金字塔”として、その後に作られた多くのホラー映画に多大なる影響を与えた作品。約4000万円という低予算をアイデアと情熱で補っており、その完成度と芸術性の高さから、マスターフィルムはニューヨーク近代美術館に永久保存されている。
『仄暗い水の底から』
7月27日(金)深夜0時放送
『リング』シリーズの鈴木光司×中田秀夫コンビの作品。2003年のジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭でグランプリを受賞。2005年にはハリウッド版のリメイク『ダーク・ウォーター』も制作された。
『リング』
7月28日(土)深夜0時放送
見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う、鈴木光司の同名小説を映画化。配給収入10億円を記録するヒット作品となり、後に続くジャパニーズホラーブームの火付け役となった。
また、7月20日(金)深夜0時からは、AbemaTV2018年上半期No.1視聴映画となった『冷たい熱帯魚(R18)』を再び放送。1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした、園子温監督、脚本によるホラー作品。
<品川ヒロシ コメント>
◆ 『Filmarks』が考えた特集「真夜中に観るとキケンな作品」としてセレクトされた4作品の感想は?
「映画自体はめちゃくちゃ面白かった。2本は家にDVDがあるくらい」
◆今後、もし品川さんが特集名を考えるとしたら、どのようなくくりをしたい?
「アクションとか。アジアアクション、ハリウッドアクション、韓国アクション、香港アクション、カーアクション、SFアクションとか…。アクションだけで山ほどあるのでそのくくりでやりたい」
◆リニューアル後にスタートした、映画作品にまつわるゲストをお呼びしての深掘りトークは、いかがでしたか?
「これが思った以上に楽しい。全然普段聞けない話だから。こっちもっと長くして放送してほしいくらい(笑)」
◆品川さんが今後紹介していきたい作品や、呼んでみたいゲストは?
「割と、韓国映画好きな人っているじゃないですが。だけど、タイ映画の『チョコレート・ファイター』とか『マッハ!!!!!!!!』とか。あとはインド映画特集とか。僕が紹介したいのは、そういうアクション(映画)で「こんなすごいアクションあるんだ」みたいなもの。あとゾンビ映画はやりたい。ゾンビ(映画)も、笑えるのから泣けるものまで、何でもありますからね。『ショーン・オブ・ザ・デッド』とか、『ゾンビランド』とか、割とコメディタッチで描いているのもあるし」
◆今後の意気込みについて
「最初の4回のゲストがこんなに楽しいと思わなかったので、このクオリティを落とさないで欲しい(笑)このゲストのレベルが続いたら毎回楽しいし、もっと話を聞きたいですね。(話を)聞きたい人の映画を選んだ方がいいかもしれないね。『おくりびと』を見たらおくりびとの人が来てくれる、『陰陽師』を見たら陰陽師の人が来るかもしれない。そういうふうに選ぶのもいいかもね。『バクマン』とか見て、集英社の編集の人とかに来てもらって、話を聞くとか。割と夢広がりますね」
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