AKB48の込山榛香が初めてキャプテンを務める新チームKの「RESET」が秋葉原・AKB48劇場で7月6日に開幕した。
幕が開くと、小嶋真子、倉野尾成美、込山榛香のイントロダンスから、公演名にもなっている「RESET」がスタート。1曲目から、パフォーマンス力が高くそろったダンスでチームKらしさを感じさせた。
MCでは、峯岸みなみが「チームの半分くらいはRESET公演経験者なんですけど、私は8年前にやってたので、人生いろいろありました。いろんなことを曲にのせて成長した姿を見せていきたいと思いますので、皆さん懐かしむも良し、新しむも良し、いろんな楽しみ方で込山チームKを堪能していってください」と初期メンバーならではのこの公演にかける思いを語った。
AKB48史上初となる姉妹で同チームに所属する武藤姉妹。妹の小麟が「姉がいるので若さでは負けない」と話すと、姉の十夢は「妹は私の昔を見ているようです。大人の色気を出していきたい」と対抗した。
ユニットブロックは、小嶋真子、横山結衣、安田叶の「制服レジスタンス」から始まり、ダンスに定評のある3人がキレのあるダンスを披露。「奇跡は間に合わない」では、山田菜々美がオリジナルメンバーの宮澤佐江を彷彿とさせるパフォーマンスで観客を魅了した。
「心の端のソファー」は大島優子のポジションを武藤十夢が務め、年長組で安定感のあるユニット曲に。
ユニット開けMCでは、レッスン期間に峯岸がつけたというニックネームが披露され、湯本亜美(ゆもも)、倉野尾成美(なるみ)、藤田奈那(ふじっさん)のトークでは、お互いを知るためのクイズを出し合った。また、込山が山田のことが好きだと告白したり、武藤十夢と妹の小麟は家で一緒に練習していて、いい公演にしたいという思いを語った。
峯岸は下口ひななが円陣の時に「ウッホウッホホ」のゴリラ役が恥ずかしいと泣いたエピソードを話し、その出来事でさらにチームKの団結力が強くなったと語った。
最後にキャプテンの込山は「なんで私がキャプテンなんだろうと、レッスン中ずっと悩んでいました。だけど、先輩たちが私に力を貸してくださって、後輩が私の話を聞いてくれて、チームKでなかったら私はキャプテンを頑張ろうと思えていなかったなと思います。こんなにみんなで助け合ってるチームになれたことが本当にうれしいです。ステージを見て分かるとおりパフォーマンスが良くて、大好きなメンバーばかりです。チームKが一番いいと思ってもらえるような公演にしたいと思いますので応援よろしくお願いします」と熱い思いを語り、最後の曲「引っ越しました」で公演を締めくくった。
<囲み取材(一部抜粋)>
■峯岸みなみ
「初演した当時は、初めて組閣をした後の秋元チームKで最初にもらったオリジナルのセットリストでした。RESETという言葉がぴったりはまっていて、別れとか出会いが重くメンバーにのしかかっていたので、その気持ちを曲にのせて踊っていました。その時、チームKが再スタートをする大きな意味があると感じていたので、あらためて確認するとセットリストや曲の良さが際立つのではないかなと思いました。今回も新しい込山チームKを一から作りたいと思ったし、昔はそういう気持ちでした」
◇キャプテンの込山へのアドバイスは?
「自分で全てをなんとかしようとせずに、それぞれ得意分野があるメンバーに預けて、頼りながら、甘えながらキャプテンをしてほしいと話しました」
■武藤十夢
「研究生の時にRESET公演に2回アンダーで出演していました。秋元チームKはパワフルだし、メンバー間の仲の良さも伝わってきたので、チームKは絆のKと言われるように、みんなで頑張っていけたらいいなと思います」
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