ドラマ10『透明なゆりかご』(NHK総合)の試写会が東京・渋谷NHK放送センターで行われ、清原果耶、瀬戸康史、水川あさみが登壇した。
本作は、沖田×華原作の同名作品をドラマ化。看護師見習いのアオイ(清原)が、幸せな出産ばかりでなく、中絶や死産といった産婦人科の“影”の部分とも向き合いながら、命とは何かを考えながら成長していく。
ドラマ初主演となる清原は緊張した面持ちで、「マネージャーさんから初めて聞いた時は、うれしいという気持ちと同時に、びっくりというか驚きとかがすごい強くて、『私が主演……?』みたいな感じになって、すごく不安が大きかったです。家族に報告した時に『あ、私、頑張らなきゃいけないな』って思いました。この沖田×華さんの原作“透明なゆりかご”っていう素晴らしい作品を届けるために私が何をしたら、より多くの人に届くのかなっていうのはすごく考えました」と役作りについて語った。
瀬戸は「この作品に参加できて幸せです。今、大雨の影響で九州や中部地方でたくさんの方がけがをされたり、亡くなられたりしている現在、これは命を扱っている作品。普段忘れているわけではないですが、こんなに命について考えることは今までなかったなと実感しています」と。
水川は、分娩室で赤ちゃんを取り上げるシーンのリハーサルでの出来事について、「産まれてくる瞬間を赤ちゃんの人形でリハーサルをしていた時、赤ちゃんの人形をお母さんの顔のそばにのせて『産まれましたよ』っていうところで、人形なのに感動して、目頭が痛くなって。それがすごい恥ずかしかった」と撮影を振り返った。
新生児がいる撮影現場でのハプニングを聞かれると、水川は「この間の撮影の時に、由比先生(瀬戸)が赤ちゃんを取り出して、私がその赤ちゃんを受け取るっていう場面のときに、その日撮影した赤ちゃんがみんなおしっこをしちゃいまして。こんなことあるんだ!って。きっと裸になって解放感からなのかなって、不思議ですね」と明かした。
ドラマ10『透明なゆりかご』
NHK総合
7月20日(金)スタート
後10・00~10・44