映画『ウタモノガタリ -CINEMA FIGHTERS project-』の公開記念舞台あいさつが行われ、「Our Birthday」から青柳翔、Yuki Saito監督、主題歌を担当したJAY’EDが登壇した。
「Our Birthday」の脚本を読んだときの印象を聞かれた青柳は「まじか…と思いました。英語せりふがあったので、不安になりました」と話しつつ「チャレンジはしないよりした方がいいと思いましたし、監督にこれから英語作品にも挑戦するきっかけになってほしいと言っていただいたので、チャレンジしました」と振り返った。撮影現場でも緊張したままだったそうで「英語芝居への緊張がスタッフさんにも伝わっていて、2日目に英語芝居が全て終わった時に、“青柳さん、英語クランクアップです！”って言っていただいたのが良い思い出でした」と。
そんな青柳に対して、Yuki監督は「勝手にLDHJAPANの人って、みんな英語がペラペラだと思っていたんです」と話し、青柳が英語を話せないことを知って驚いたと明かし、会場を笑わせた。
小竹正人の“詩”から生まれた作品ということで、詩からどのように作品が生まれたのかという質問に、Yuki監督は「お二人の声が呼応するようなきれいな曲でした。最初に聴いただけで、イメージがあふれてくるというタイプの監督もいらっしゃると思うのですが、僕は“これは深いぞ…”と何度も何度も繰り返し聴いて考えました。恋愛の曲なんですが、ただのカップルじゃなくて、2人の間には何か大きな壁がある、そんなイメージを感じました」と。
主題歌『How about your love？』というタイトルについても、「15分の作品の後にエンドロールが流れるのですが、“映画の中の二人の愛はこういった形でしたが、あなたの愛はどうですか？”と問いかけるようなものにしています」と話し、エンドロールはブレイクタイムではなく、それぞれの作品を思い返すような時間にしてほしいと語った。
主題歌を担当したJAY’EDは「普段は映画があって、それに合わせて詩を書いたり曲を作ったりするのですが、今回は楽曲が先行ということで、とても新鮮でしたし、どのような映画ができるのか楽しみにしていました。実際出来たものを観ると、全く予想と違ったストーリーで、エンディングの曲が流れたときには、レコーディングで歌った時のイメージともまた違った印象を感じることができました」と語った。
今回が初タッグとなった青柳とYuki監督。お互いの第一印象について、Yuki監督は「過去の出演策を観ていたので、もっとクールでスタイリッシュな方がいらっしゃるのかと思っていたら、青柳さんが意外と天然で接しやすくてびっくりしました」、青柳は「英語がペラペラだと伺っていたので、びくびくしていました」と。
撮影中のエピソードを聞かれると、Yuki監督は「3日間の短い撮影だったんですが、とても濃厚な時間だったねとみんなで話していました」と、青柳は「カメラに写ってなくても目線でお芝居してくださる佐津川（愛美）さんに助けられていました」と振り返った。
今回のショートフィルムの製作、そして楽曲について、Yuki監督は「サッカーに例えると、試合時間最初から最後まで全力で走り続けることはできない」と話し、「長編作品が緩急をつけながら進むのに対して、ショートフィルムは走り抜けることができるんです。長編でやると怒られるようなサプライズができるのがショートフィルムの魅力だと感じました」と。
JAY’EDは「JAY’EDらしく歌ってくれと言っていただいたので、気負わずに歌うことができました。今までいろいろな女性アーティストとデュエットしてきましたが、鷲尾（伶菜）さんの声は透き通るきれいな声で、楽曲の切なさをより引き出してくれていたので、それをサポートするような気持ちでもありました」と語った。
そして、イベント当日は7月7日の“七夕”ということで、それぞれが願い事を発表。EXILEの新アルバムに楽曲のプロデュースや作詞作曲で携わったというJAY’EDは「新しい楽曲が一人でも多くの人に届くといいなと思っています」と。青柳は「今年中に監督の作品にまた出られますように」と隣にいるYuki監督に願い事。Yuki監督は「被っちゃいました。」としながら「作品でできた縁を大切にしているので、また今回の映画で出会った方々と長編作品やドラマで会いたいです！」と再タッグに意欲を見せ、「今も新しい作品を撮影中なんですが、ぜひ青柳さんにも出ていただければ…」と早速オファー。青柳は「ぜひ！」と即答した。
映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』
公開中
エグゼクティブプロデューサー：EXILE HIRO
企画･プロデュース：別所哲也
コンセプトプロデューサー：小竹正人
配給：LDH PICTURES
公式サイト：http://utamonogatari.jp/
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