綾野剛が、六本木・テレビ朝日で行われた同局系主演ドラマ『ハゲタカ』(7月19日スタート(木)後9・00)の制作発表に出席した。
外資ファンド代表・鷲津政彦(綾野)が「ハゲタカ」とバッシングされながらも、不良債権を抱えた大銀行や経営不振の名門企業へ次々と買収を仕掛けて再生させる物語。綾野は共演の渡部篤郎、沢尻エリカ、光石研、杉本哲太、小林薫と共にステージに登壇。「ご覧のとおり、非常にスキャンダラスなキャスティングがかなったと思っております」と胸を張り、「この作品を通して、皆さまに日本の再生、そしてこれからの希望についてお伝えできたら」と意気込んだ。
この日は、原作者の真山仁氏も出席。「綾野さんがすごく鷲津という人間を理解してくださっている」と太鼓判を押された綾野は「大変光栄です。そのお言葉でラストまで駆け抜けられます」と感激。「鷲津は一見優しく見える瞬間があるかもしれませんが、もちろん叩き壊すことを前提でやっていきますので、最後までパワーを失わず、この人を生き切りたい」と熱演を誓った。
そんな綾野について、映画「ヘルタースケルター」「新宿スワン」に続いて3度目の共演となる沢尻は「初日のシーンで草原のロケをしている最中に綾野君が遠くから『四つ葉のクローバーを見つけたよぉ!』と満面の笑みで言ってきて」と意外な一面を証言。綾野は「『もし見つかったら、いいことが起きるんじゃないかな』という願いを込めて、必死に探しました(笑)」と振り返った。
ドラマにちなんで「ついつい買いすぎてしまうもの」を聞かれると、綾野は「合理的な鷲津は、腹持ちがよくて早く食べられるという理由で、うどんを食す人なんですね。なので僕自身も役の影響か、コンビニに行ってもどうしてもうどんを買ってしまう。いろんな種類を買い占めたくなるんですよ(笑)」と告白。渡部は「(ロケ地の)宇都宮のギョーザです(笑)」、沢尻は「クラッチバッグ。『もう買っちゃダメ!』って毎回思うんですけど、新しいものを見るたびに『かわいいなぁ』って思ってしまって…」と答えていた。
©テレビ朝日