『劇場版コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐』(7月27日公開)の完成披露試写会が東京国際フォーラムで行われ、山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、成田凌、新木優子、馬場ふみか、安藤政信、椎名桔平、西浦正記監督が登壇した。
4000人の観客からの拍手と歓声で熱く迎えられたキャストたちは、「コード・ブルー」にちなみ、青色を取り入れた衣装でブルーカーペットを闊歩した。
2008年の1stシーズンから10年。主人公・藍沢耕作を演じた山下は「10年間、続けられて完成披露という晴れ舞台を皆さんと一緒に味わえてうれしいです」とあいさつ。白石恵を演じた新垣も「温かくというか、熱く迎え入れていただきありがとうございます。この映画は10年間のアルバムのようにぎっしりしてます!今まで見てくださった方はもちろん、初めて見てくださる方も楽しんでいただけると思います」と。
映画の見どころを聞かれ、緋山美帆子役の戸田が「映画館でヘリのプロペラの音を聞くと興奮します!」と言うと、冴島はるかを演じた比嘉も「映画館で味わえる興奮や感動は保証します!」と語った。続けて「私が演じた冴島はるかは10年前からいろんな悩みを抱えて現場で戦ってきた人。頑張ってきたからこそ、浅利君演じた藤川一男と出会えて幸せになれたんだと思います。その2人の関係性も見どころだよね、チャーリー?」と浅利に投げかけると、浅利は「はい、そう思います!」と笑顔で同意した。
そんな浅利は「たくさんのゲストの方々が登場します。その方たちと出会って、5人やフェローのみんな、シニアドクターの椎名さんたちの苦悩や成長を見られると思います」とコメントすると、橘啓輔役の椎名が「シニア…!?次のクールは異動だな!」とツッコんだ。
3rdシーズンから参加となった、フェローの名取颯馬役の有岡、灰谷俊平役の成田、横峯あかり役の新木、雪村双葉役の馬場。有岡が見どころとして「声を大にして言いたいのは、山下君演じる藍沢先生の登場シーン。劇的にカッコいいんです!」と話すと、安藤も「確かにカッコよかった、惚れ惚れした」と太鼓判を。すると山下は「そこは、そっとしておけばいいんだよ」と照れ笑いを見せた。
また、山下、新垣、戸田、比嘉、浅利が7月21日(土)に札幌&名古屋、22日(日)に大阪&福岡を訪問する『真夏の日本縦断ツアー』の決定が発表された。山下は「10年間、応援してくださったファンの皆さまに感謝の気持ちを伝えるのはもちろんなんですけど、ファンの中には西日本に住まれている方もいらっしゃると思います。被害に遭われた方、そのご家族の方の痛みに少しでも寄り添えることができるように。そして、1日でも早く元の生活に戻れることをお祈りしています。その思いで回らせていただければ」と語った。
上映後にサプライズでキャストが再び登壇し、スタンディングオベーションで拍手と歓声がやまない中、キャストたちはブルーカーペットを歩いた。
歓声に山下は「本当に胸がいっぱいです。僕が藍沢に出会った時が23歳ぐらい。その時は『芸能の仕事って何なんだろう』という葛藤があって。作品で医者を演じていても、実際には僕は患者さんたちを助けることはできなくて。でも、ドラマ放送後に『ドラマを見て、子供がドクターを目指して勉強しています』というのを聞いて、僕にできるのはこういうことなのかなと感じました」と感極まって涙ぐんだ。そして「今、映画から感じ取ってくれた愛をたくさんの人に広めてもらえたら」とメッセージを送った。
『劇場版コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』
7月27日(金)より全国公開