内藤剛志が主演を務めるテレビ朝日系人気シリーズ『警視庁・捜査一課長』のスペシャル版が、7月15日(日)午後9時から放送される。
ヒラ刑事からたたき上げで出世した捜査一課長・大岩純一(内藤)が、部下たちを指揮しながら難事件を解決へ導く作品。2012年に『土曜ワイド劇場』でスタートし、5本のスペシャル版が好評を博して連ドラ化。2016年4月期にシーズン1、2017年4月期にシーズン2と続き、今年4月期のシーズン3では視聴率が平均12・8%、最高14・2%と絶好調だった(関東地区。ビデオリサーチ社調べ)。
内藤にとっては「ライフワークにしたい作品。刑事ドラマではありますが、この作品がメインで描いているのは、みんなでひとつのことに取り組む、というチームワーク。そういう意味では僕にとってドラマ作りそのものなんです!」と思い入れも強い。
今作では、公園で謎の暗号を所持した男性の遺体が見つかる。身元は、近所で文房具店を営む網野創平(松本実)。その名前を聞いた大岩は、30年前の事件を思い出す。当時3歳だった少女が誘拐されたその事件で、目撃証言をしたのが網野だった。少女の母親・芦澤奈緒美(浅丘めぐみ)が夫の逸郎(鷲尾英彰)ともみ合いになって転落死させてしまうという悲劇まで起きたが、結局、事件は迷宮入り。少女の行方は分からないままだった。
過去と現在の事件が複雑に絡み合う“史上最大の謎”を描いた今作について、内藤は「かつて解決することができなかった30年前の誘拐事件が動き出しますが、そこに大岩の“原動力”があると思います。でもいちばん見ていただきたいのは、2つの事件の背後にある、親子の物語。この感動のストーリーは必ずや、視聴者の皆さんの胸に響くと思います!」と手応え十分。
新キャラクターとなる所轄署のやり手刑事課長・高井智代子役は、宮崎美子。内藤が「数多く共演させていただいたこともあり、その安心感は半端なかったです!」と信頼を寄せるベテラン女優が捜査に加わる。そのほか、キーパーソンとなるゲストで山本陽子や芦名星も出演。
内藤は「ドラマの根底に流れる“信念”はまったく変わっていませんが、今回の大岩はとても“動的”。スペシャルは、より刑事ドラマとしてのフレーバーが強く、またまた進化を遂げていると思います。連続ドラマとはまた違った、ハードな空気感を楽しんでいただきたいですね」とアピールしている。
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