7月16日(月・祝)スタートのドラマBiz『ラストチャンス 再生請負人』(テレビ東京系)の記者会見が行われ、仲村トオル、椎名桔平、和田正人、大谷亮平、勝村政信、水野美紀、長谷川京子が出席した。
本作は、『会社の再生(再建)と人の再生』をテーマに、第一線で活躍していた銀行マンが、長年勤めた銀行の合併を機に人生を見つめ直し、転職を決意。異業界で会社再建に奮闘する姿を描いたビジネスドラマ。
はじめに主人公・樫村徹夫役の仲村が登場し、『デリシャス・フード』の新社長就任会見を行った。「13日の金曜日に新社長就任会見をやらなきゃいけないほど、我が社は追い詰められています」とあいさつし、会場を笑いに包んだ。
さらに「しかし、我が社には本田(圭佑)や香川(真司)のように経験豊富で、乾(貴士)や柴崎(岳)のように優秀な社員がおります。この仲間たちと共に難しい問題を解決して前に進みたいと思います」とサッカー日本代表に絡めてコメント。
続けて「そのためには、皆さんには追い風、援護射撃をお願いしたい。紙媒体もテレビドラマも追い詰められているという意味では仲間だと思うので、ぜひ一緒に戦っていきましょう」と、就任記者会見を締めくくった。
その後、本作の記者会見に戻り、仲村以外のキャストも登壇。役どころについて仲村は「社長をやるような年齢になったんだなと」としみじみ。また、演じる樫村は人生の七味(うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ)を受けながらも成長していくが「初回からファーストピンチ、セカンドピンチのような展開が続きます。でもそこがドラマの面白さだと思います」と語った。
樫村と同期で、銀行員から経営コンサルタントの会社を立ち上げる宮内を演じた椎名は「どうも、宮内“社長”です」とキリッとあいさつ。「僕が演じる宮内と樫村は、同期の友情もあり、ある意味ライバルなところもあり。宮内自身は樫村の味方なのか、なんなのか…と少し含みを持たせた役どころでもあります。ぜひ、2人の関係がどうなっていくのかも見守っていただければ」と見どころを語った。
樫村の転職先となる「デリシャス・フード」の財務部員として働く佐伯隆一役の和田は「プロデューサーと監督から『佐伯は、この作品のフレッシュ担当でいてほしい』と言われました。来年で40歳。過去を振り返りながら、フレッシュさを必死に取り戻してやってまいりました。皆様、この作品のフレッシュ担当は町田啓太ではなく和田正人です!和田正人がフレッシュ、フレッシュが和田正人!フレッシュ正人と覚えていただければ」と訴えかけ、会場から笑いが起こった。
そんな和田のコメントを聞いた大谷は「僕のほうが和田さんより年下なのに、何で僕は入っていないんだろう」と落ち込みながらも、「トオルさん演じる樫村を応援するという、やりがいのある役をいただき、若さを前面に出して思いっ切り演じました」とコメントした。
和田と大谷のあいさつを受け、町田は「第3のフレッシュ担当です!」と元気よくあいさつし、「大先輩方とご一緒して、お芝居についてはもちろんですが、先輩方の周りを気遣ったスピーチが素晴らしくて、勉強になりました。僕もいつか“13日の金曜日”というフレーズを使いたい!」と。
そして「デリシャス・フード」の財務部長・岸野を演じる勝村は「フレッシュという言葉が飛び交いましたが、気づいたらこの中で僕が最年長」とポツリ。「しかし、芝居を始めて30数年経ちますが、積み上げた経験が投影されるドラマに出会えるのは宝。また、仲のいい桔平やトオルさんたちとご一緒できてうれしいです」と。そして「自分が言うのもあれですが、いいドラマになっています。こういうドラマがもっと増えていくといいなと思いました」と胸を張った。
撮影現場の様子を聞かれると、仲村は「スポーツの経験がある方が多いので、合間にはスポーツの話をして盛り上がってました。和やかな現場でした」と。いっぽう、和田が「せりふをミスることもありまして。そうすると勝村さんが遠くの方でニヤニヤするんですよ。その後もドツボにハマってしまった時がありました」と告白すると、町田も「僕も役柄的に仲村さんや勝村さんたちに冷たい言葉を投げかけるんです。そうすると、冗談でですが勝村さんから『イライラするな、後で見とけよ』って言われて…。でも役としてそういっていただけたのはうれしかった」と明かすと、勝村は「そろそろ俺の名前を出すのやめてくれる?」と訴えた。
最後に仲村は「世の中の真ん中というか、最前線で仕事を頑張っている人たちや、その人を支える家族にエールを送れる内容になっています。ご家族で楽しんでみていただければ」とメッセージを送った。
ドラマBiz『ラストチャンス 再生請負人』
7月16日(月・祝)よりスタート
テレビ東京系
毎週(月)後10・00~10・54
※初回のみ15分拡大SP