X JAPANのYOSHIKIと、ナパ・ヴァレーのワイン造り手一族の4代目で醸造家のロブ・モンダヴィJr.とのコラボレーションによって2009年に誕生したワインブランド「Y by Yoshiki」の新作ワイン発表会&試飲会が7月13日(金)に都内で行われた。発表会にはYOSHIKIに加え、ワインを題材とした人気漫画「神の雫」の原作者・亜樹直(あぎ・ただし)の樹林ゆう子、樹林伸が出席し、ワインをたしなみながらクロストークを繰り広げた。
「Y by Yoshiki」の第3弾として発表された新作は、カリフォルニア一の銘醸地ナパ・ヴァレーのブドウだけで造られたプレミアムワイン「Y by Yoshiki 2016 Cabernet Sauvignon California」(赤ワイン)、「Y by Yoshiki 2017 Chardonnay California」(白ワイン) の2種。7月17日(火)からワインショップ、オンラインショップ、百貨店などで発売される。
YOSHIKIは「白も赤も両方とも高級感はあるけど、飲みやすいと思います。会社から帰って来て…僕は会社に行かないですけど(笑)、気軽に飲めるような。おしゃれなレストランに行っても飲めるような、両方を兼ね備えたワインが作れたらと思っていた。女性に人気が出ると思います」とコメント。「間違いなく一流のワインです」と自信をのぞかせ、「飲む前にどれだけ香りで魅了できるかを考えて、香りにも力を入れました。一番こだわったのは、ワインを初めて飲む人にも“ワインってこんなにスムーズでおいしいんだ”と思ってもらうこと。このワインからワインの世界の入り口を開けてもらえたら」と期待を寄せた。
かねてからワイン好きで知られるYOSHIKIだが「最近は昔みたいにがぶ飲みじゃなく、一口一口を味わっている」という。「ワインは僕にとって生活の一部。ピアノを弾いた後に赤ワインを飲んで人生を振り返ったり。そういう人生の一部として皆さんにもワインを飲んでもらえたらうれしいです」と力を込めた。
「Y by Yoshiki」の新作について樹林ゆう子は、「白も赤も、どちらも向こうから語りかけてくるような、近づいてくるようなワイン。音楽のように多くの人に愛されると思う」、樹林伸は「(赤は)驚くほど優しい味わい。YOSHIKIさんの音楽は激しいイメージと柔らかく優しいバラードがある。どちらかと言えば(このワインには)バラードを感じる」と評していた。
発表会の後には、YOSHIKIによる囲み取材も実施。NTTドコモのCMで女優の高畑充希が熱唱したことをきっかけにX JAPANの名曲「紅」に注目が集まっていることについて話を振られると、「ひと言で言えば光栄。10代後半から20代前半のころに書いた歌詞がいろんな方に共感してもらえて、歌ってもらえるというのはとても光栄」と喜びをあらわに。きゃりーぱみゅぱみゅらアーティストから10歳の子供といった幅広い層が「紅」の“絶叫”動画を公開していることから、「10歳ですか!? 紅に染まるの早くないですか?(笑)まだ先も長いから紅に染まりすぎないように、桃色ぐらいでいいんじゃないでしょうか(笑)」とユーモアたっぷりに答え、取材陣を爆笑させていた。