稲垣吾郎の主演ミュージカル FREE TIME,SHOW TIME「君の輝く夜に」が、京都劇場にて上演スタート。稲垣、安寿ミラ、北村岳子、中島亜梨沙が初日本番前に囲み取材に応じた。
2年ぶりの舞台ということもあり稲垣は「とにかく楽しみ。じかにお客様とお会いして同じ時間を楽しむことができるので、今も本当に楽しみでしょうがないです」と笑顔。
さらに「今回の構成は、1幕2幕がお芝居、合間にショータイムがあります。燕尾服でビシッと決めて、そこは見せ場。こういうのはあまり経験したことがないので、楽しんでもらえるかなって。ショーもお芝居とうまくリンクしてたりするので、すごくそこにすっと入っていけると思います。あとはやっぱりこの燕尾服。女性が着るってよくないですか?安寿さんの男装姿がまた見られるとは。これもスペシャルな特典です」と見どころを語ると、元宝塚歌劇団・花組男役の安寿も「20何年ぶりなので、着方と言うか、どうやって立ってたっけなって思い出しながらやってます。でも燕尾服を着ていても女性として歌って踊るので、(男役とは)また違うところですね」と。
「安寿さんは踊りの先生。僕は(踊りが)苦手なので…ステッキを使うんですがその使い方とか全然僕分からないので、その辺は安寿さんに教えてもらって」と稲垣が稽古での裏話を語ると、安寿が「私は生まれたときからステッキ持ってるみたいなもんなんで」と返し笑いを誘うひと幕も。
さらに「いろいろあるんですよ、ステッキの先は基本右にこなきゃいけないとか…」と稲垣が話すと「左です、もう間違えてる!」と安寿がツッコみ、息ぴったりの掛け合いを見せた。
また、舞台中に苦労している点を問われると稲垣は「歌詞がすごく多いので。Mナンバー(曲数)でいうと20曲ぐらいあるのかな。結構同じメロディで歌詞違いとかもあるので、歌詞の間違いも不安だったり」と懸念を語り、「男一人で女性ボーカル3人というのはなかなか僕も経験がないので、そこは見どころ聴きどころかなと思いました」と続けた。
最後に記者より「3人の女性を“はべらす”という役柄を演じていますが、実際の現場では?」と普段の様子を聞かれると「はべらすって言うのは、取材の時に媒体用に言っただけで(笑)。実際は全然、大人しくちょこんと稽古場にいると思います」と。
さらに「1か月間ずっと稽古してきて、舞台って不思議ですよね。毎日毎日こうやってひと月も顔を合わせて、舞台の公演が始まってもまた、一緒に旅をしてっていう。なかなか映像のお仕事ではないことですよね」と舞台の魅力に触れ、「4人はすごく息があっていて、大人が集まってみんなで遊んでるみたいな感覚」とスタッフ、キャストとも仲がいいという現場の雰囲気について語った。
ミュージカル FREE TIME,SHOW TIME「君の輝く夜に」は、8月26日(日)まで、京都劇場にて公演中。8月22日(水)発売の「TV LIFE」18号では、公開リハーサルのレポートも掲載予定。