北川景子が土曜ドラマ『フェイクニュース』(NHK総合)に主演することが決定した。
世界中で話題のフェイクニュースを切り口に、「真実と嘘」「分断」「人は何を信じるのか」という普遍的なテーマの社会派エンターテインメントドラマ。『アンナチュラル』や『逃げるは恥だが役に立つ』を手掛けた野木亜紀子のオリジナル脚本で描かれる。
野木は「2017年の春に話を頂いた時は、フェイクニュースが一般的に浸透していなかった。さあ書くぞと年明けに周囲を見まわしたら、状況は一変していました。このドラマで描いている混乱は、半年後、1年後、10年後ですら変わらずに起こるような気もしています」とコメントしている。
放送は、10月20日と27日で、光石研、永山絢斗、矢本悠馬、新井浩文、岩松了、杉本哲太らが共演する。
<北川景子コメント>
今回、私は大手新聞社からネットメディアに出向してきた樹という女性を演じます。元大手新聞社の記者であったプライドを持つ熱い女性です。記者である以上、きちんと裏どりや取材をしてから真実を報じるべきだと、信じて疑わない樹は、ネットメディアに対しては一般素人でも簡単に記事が投稿でき、誰でも、たとえそれが真実でなくとも世の中に発信できてしまう危険なものであり、真実が実でなくとも世の中に発信できてしまう危険なものであり、真実がゆがめられてしまうことも多々あると日々ネットメディアに勤務しながら釈然としない思いを抱いています。そんな樹がひょんなことからSNSで話題の事件の真相をとことん調べることになるというのがとても面白いと感じました。何が真実で何が嘘なのか、あふれる情報を取捨選択する力、何を信じるべきなのか判断する力が、現代を生きる私たちには必要だと感じます。
今回のドラマでは、真実をあぶり出すことをテーマに熱く演じたいと思います。真実と嘘、人は何を信じるのか、そんな普遍的なテーマを野木さんがエンターテインメント性あふれる脚本で書いてくださっています。野木さんとも初めてご一緒させていただきうれしく思います。私個人としましては土曜ドラマも初となります。ネット社会の今だからこそ皆さんに見ていただきたい作品です。楽しみにしていてください。
土曜ドラマ『フェイクニュース』
NHK総合
10月20日(土)前編
10月27日(土)後編
後9・00~9・49