草笛光子と松岡昌宏による舞台「新・6週間のダンスレッスン」の制作発表会見が都内で行われ、草笛、松岡、演出の鈴木勝秀が登壇した。
今回の共演は草笛の5年越しのラブコールで実現した。草笛は「5年前の舞台で(松岡と)親子を演じた時、『ここにマイケルがいた!』と思ったんですね。彼にこの舞台を見にきてもらったんです」ときっかけを話す。観劇後に楽屋を訪れた松岡は「『僕だったらこうやってしたいな』ってことを言いました。それから何度も食事をさせてもらって、その時にも『本当にできる?』と聞かれ、『やらせていただきます』ってことで。うれしかったですね」と経緯を。「自分がマイケルをやる以上は、また違った松岡の味を出さなきゃいけないなと思っていましたので、今、稽古をやりながらそれを作っていく段階がとても楽しいです。諸先輩方がマイケルをおやりになってきたのは重々承知の上で、今までのマイケルをすべて忘れさせて、俺色に染めてみせます!」と意気込みを語った。
劇中ではスイング、タンゴ、ワルツ、フォックストロット、チャチャチャ、コンテンポラリーと6種類のダンスに挑戦。振り付けを名倉加代子が担当する。松岡は「踊らなくなって25年の僕ができるのか(笑)。(名倉は)厳しい方ですから、(ジャニーズ)Jr.に戻った気持ちで一からやり直します」と気を引き締めていた。
同作は、6週間のダンスレッスンを通じて出会った68歳になる未亡人リリー・ハリソン(草笛)と、ダンスインストラクターで45歳の青年マイケル(松岡)が、反発し合いながらも次第に心を通わせていく物語。
舞台「新・6週間のダンスレッスン」は9月29日(土)より東京・よみうり大手町ホールにて上演。以降、石川、福岡、大阪にて順次上演。