8月31日(金)公開の『アントマン&ワスプ』のスペシャル・ファンミーティングが行われ、ポール・ラッドとエヴァンジェリン・リリー、ペイトン・リード監督が登場した。
前作から2度目の来日となったアントマン役のポール・ラッドは「前作と同じく温かく皆さんが迎えてくれて、本当にありがとうございます。皆さんとこの映画を分かちあえることがうれしく、わくわくしています」と語った。
ワスプ役のエヴァンジェリン・リリーは「皆さんに招待頂いて本当にうれしいです!アリガトウ!」と日本語で感謝の気持ちを表した。
今回、来日ゲスト3人には重要な任務が。それは、劇中で謎の美女<ゴースト>をはじめとした敵が狙う、スーツケースサイズになったピム博士の研究所を東京から大阪に届けるという東西横断ミッション。リード監督は持参したスーツケース型の研究所を手に「量子の世界に迷い込んだワスプの母親、ジャネットを救うことができるかもしれないとても重要なものなんです!」と観客も警戒するようなそぶりを見せた。このミッションの模様は、アベンジャーズ公式Twitterアカウントで実況される。
今日はファンミーティングということで、会場の女性が「お互いの好きなところを教えてください!」と質問。エヴァンジェリンは、「今までこんな質問されたことないわ!」と少し驚きながらも「もともと共演する前からポールのファンだったの。本シリーズに出演しようと思ったのもポールがアントマンを演じるから、ワスプ単体の映画を望むかと聞かれたときにも考えたことないと答えたわ。だって、ポールが一番だと思っているから」と熱烈アピール。
ポールは思いがけない回答に驚きながらも「彼女はしっかり地に足がついている役者だと思う。プロモーションで世界を周ったけど、各地に赴いた時に現地の習慣などを知ろうとして、現地の人とのつながりを自ら求める素敵な人なんだ」と絶賛した。さらにポールは「僕たち2人、ペイトンに関しては思い入れがないんですよね~」と話し、会場からは笑いが起こった。
次にリード監督へ「アベンジャーズに向けて、『アントマン&ワスプ』のここに注目してほしい点はありますか?」という質問が。リード監督は「アベンジャーズ4に関しては話せることはないです!」と話し、「この作品で起こることが次のアベンジャーズにインパクトを与えることがあるかもしれない…?」とはぐらかした。
イベント終盤では、特別ゲストとしてFBI捜査官ウー役の吹き替えを担当した宮川大輔、マーベルの大ファンで特に“アントマン”が一番好き!と公言している中川大志が登場。主演の2人との対面に、中川は「この映画に関わっていないんです、ただのファンです。大好きと言っていたら呼んでいただきました。今は、会場の皆さんと同じ気持ちで立たせていただいております。小学生の時にアイアンマンに出会ったのがきっかけで、中でもアントマンが大好きなんです!コミカルな笑えるシーンや家族愛の心温まるストーリーもあって」と話し、アントマンが一番と宣言した中川に喜ぶポールがハグを求めるひと幕も。宮川は「今この一緒の舞台に立てて売れたなと思いました!ホンマに売れたなとっ!」と興奮を抑えきれない様子。
そんな2人からも来日ゲストへ質問。憧れのヒーローを前に「身長1.5センチのヒーローを演じるにあたり、1.5センチの目線をイメージするためにどんな役作りをされたのでしょうか」という問いに、エヴァンジェリンは「撮影時に監督がグリーン色の人の巨大な太ももを作ってくれて、それに乗っかり太ももから顔を見上げた時にどうなるかを分かるようにしてくれたの」と1.5センチの世界を描くための珍しい撮影方法を明かした。
宮川が「本作では、世界中の観客が見るということで、世界共通の“笑い”として意識したシーンはありますか?」と聞くと、ポールは「英語圏で通じればいいなって思って作りました(笑)」と回答し、会場は大爆笑。すると、エヴァンジェリンが「ポールのユーモアは国を問わず世界に通じます!」とフォローした。
そして、東西横断ミッションに挑む3人のために、宮川と中川から“大阪へ無事研究所を届けられるように”そして“映画の大ヒット”を願ったオリジナルのお守りをプレゼント。ポールは「ビューティフル!!!」と日本の伝統の贈り物を手に満面の笑みを浮かべた。
『アントマン&ワスプ』
8月31日(金)全国公開
監督:ペイトン・リード
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ポール・ラッド/エヴァンジェリン・リリー/マイケル・ダグラス/マイケル・ペーニャ/ハンナ・ジョン・カメン/ローレンス・フィッシュバーン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2018