妻夫木聡×井上真央の初共演ドラマ『乱反射』に萩原聖人、三浦貴大、鶴見辰吾ら

ドラマ
2018年08月24日

『乱反射』 妻夫木聡と井上真央が初共演するテレビ朝日系のメ~テレ開局55周年記念ドラマ『乱反射』(9月22日(土)後10・15)の追加キャストが発表された。

 作家・貫井徳郎の同名ミステリー小説が原作。新聞記者・加山聡(妻夫木)と妻・光恵(井上)が最愛の息子を失くした事故の真相を追い、小さな罪の連鎖による法では裁けない“殺人”を突き止める物語。監督は、映画「舟を編む」(2013年)などの石井裕也が担当。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞と女優賞、監督賞の受賞者による豪華布陣が話題を呼んでいた。

 今回発表されたのは、自覚なき“加害者”たちの面々。街路樹の診断をする足達道洋役は、萩原聖人。その上司である石橋忠行役に、鶴見辰吾。アルバイト当直医の久米川治昭役に、三浦貴大。街路樹の管理をする市役所職員・小林麟太郎役に、芹澤興人。その上司である上村育夫役に、光石研。街路樹伐採の反対運動を起こす粕谷静江役と田丸ハナ役に、筒井真理子と梅沢昌代。愛犬のフンを腰が痛いからという理由で始末しない老人・三隅幸造役は、田山涼成が演じる。

 共演はほかに、聡の上司・海老沢一也役の北村有起哉、後輩・大塚かなえ役の相楽樹。

<萩原聖人(足達道洋・役)コメント>
◆妻夫木聡さんとの共演について

妻夫木さんとの共演は本当に久しぶりで、本作では一緒になるシーンは少なかったのですが、撮影を通して慟哭する妻夫木さんの表現に感慨深く、とても興奮しました。

◆石井組の撮影の雰囲気など

石井組の雰囲気は和やかであり、その和やかな中にも常に緊張感がある、演じる側にとって最高の環境を石井監督が作ってくれたことがうれしく印象深いです。

◆視聴者へのメッセージ

現代社会に生きる我々にとって、とても重要なテーマが詰まっている作品だと思います。皆さま、心して見ていただければと思います。

<北村有起哉(海老沢一也・役)コメント>
この作品は、ぜひご覧ください!と言いづらい作品です。それだけ私は、この台本を読んで、ある種のショックを受けました。これは今の時代の日常にある陰を描いた作品です。そしてその陰は、すぐそこのお隣さんにあったりします。視聴者はドキッとしたりヒヤッとしたり、エンドロールでモヤモヤしたり、あちこちへ感情が蠢いているはずです。

石井監督の座組としての腕力と吸引力。主演の妻夫木くんと井上さんの情感溢れる安定感。このお三方が揃うことによって、この危険な作品の本性が浮き彫りになるのを、僕も楽しみにしております。ぜひご覧ください!

<光石研(上村育夫・役)コメント>
石井監督の現場は3回目になるのですが、回を重ねる度にジャッジが早くなっている気がします。以前から、スタッフ・キャストを束ねる統率力もずば抜けていたのですが、今回は益々、ジャッジ、統率力が抜群でした!

妻夫木さんとも3回目になるのですが、どんどん削ぎ落とし、重心を落としている印象でした。監督が石井さんで、主演が妻夫木さん!この現場が楽しくない訳がありません。もちろん仕上がりも!

<三浦貴大(久米川治昭・役)コメント>
妻夫木さんは、ぜひ共演してみたい役者さんでしたので、今回ご一緒できて、本当に嬉しかったです。現場での共演シーンは多くはなかったのですが、相対した時の芝居の熱量、そして精密さを目の当たりにし、ただぶつかっていくことしか出来ませんでしたが、最高に楽しい瞬間でした。

石井組は、スタッフ全員が作品を良いものにしようと、作品作りに全力で向き合っている、とてもいい現場でした。誰よりも、監督が楽しそうに現場にいるのが、そんな雰囲気を作り出しているのだと思います。

人間のやり場のない怒りや悲しみがどこに行き着くのか。ぜひ、ご覧いただければと思います。

<芹澤興人(小林麟太郎・役)コメント>
こんな見た目ですが、実は、僕と妻夫木さんとは同い年です。物語の中で、真実を求めて市役所にやってきた加山と対峙するシーンがあるのですが、その事もあって、かなり意識して肩の力が入りすぎたところもあります。そういう部分が役とリンクしたと思っています。

石井組の、人間の覚悟を肯定する姿勢に助けられました。この作品はタイトルの通り、登場人物、音楽、映像の全てが物語を通して『乱反射』しています。その中で、主演の妻夫木さん、井上さんのお二人が示したものは普遍的で、僕には神々しく映りました。この『乱反射』をどうぞそのまま呑み込んで見ていただけたら幸いです。

<筒井真理子(粕谷静江・役)コメント>
◆妻夫木聡さんとの共演について

これまで何度か母親役を演じさせて頂いた時は、とても可愛らしい少年でしたが、今回は精悍な男性になっていて、頼もしかったです。でも、笑顔はあの時の少年のままでした。

◆石井組の撮影現場の雰囲気など

スタッフの皆さんが、石井裕也監督の作品を心から愛しているのが伝わってきました。そして、その作品に対しての取り組み方が、なんとも言えない柔らかい集中力に満ちていて、とても心地よかったです。

◆視聴者へのメッセージ

市井の人たちのそれぞれの物語が、響き合い波及し合う。石井裕也監督の真骨頂の作品です。ぜひご覧ください!

<梅沢昌代(田丸ハナ・役)コメント>
石井監督は撮影中、テストの時にたまたま起こった事を、とても面白がる方です。それをもう一度演じるのはなかなか大変ですが、監督は諦めません(笑)。

私の役は、街路樹伐採反対運動のリーダーに持ち上げられた主婦ですが、とても暑い日にエキストラの方たちと全力で街路樹の並木道を何回も走らされてヘトヘトになりました(笑)。

『乱反射』は、日常誰もが思う「これ位のズル、勘弁してよ。」と行動したことの連鎖で悲惨な事件が起きてしまった辛いドラマですが、心に残る見応えのある作品です。どうぞお楽しみに!!

<田山涼成(三隅幸造・役)コメント>
◆妻夫木聡さんとの共演について

妻夫木君と同じ現場にいると…すーっと物語の世界に誘われる。各々の役を進化させ、共に生き生きさせる力を持つ事が出来る俳優だ!十数年前、初めて一緒になったとき…リアリティーのある自然体な芝居に圧倒された事を思い出した。それは今回も同じで、井上さんとの家族のシーンは、やはり生き生きしていた。妻夫木君から放たれる“演技の乱反射”は嬉しい限りだった。ありがとう!

◆石井組の撮影現場の雰囲気など

石井組の現場には絶対停滞は無く、その代わり探究はたっぷりある。照明、音響、小道具等々、監督の下、作品に対する探求心は大きな輪になった。監督が優秀だから優秀なスタッフが集合するのか…分からないが、ドラマの神様が降臨したと私自身は勝手に決めている!!

◆視聴者へのメッセージ

群衆劇ミステリー、ご家族で見て頂きたいです。終わったあと、会話が弾むと思います。

<鶴見辰吾(石橋忠行・役)コメント>
◆妻夫木聡さんとの共演について

妻夫木さんとはこれまで何度も共演しているが、いつも思うことは、共演者にまるでフルスイングをさせるような球を投げてくることだ。その都度、その球種はバリエーションを増やして、それに対面するのが楽しい。私が信頼できる俳優である。

◆石井組の撮影の雰囲気など

石井裕也監督は映像のカット割りや技巧にこだわらず、人間本位つまり心の動きを求めてくる、現在では稀有な映画作家だ。彼と仕事ができることは、私の中ではご褒美とも言える。

◆視聴者へのメッセージ

見どころは、萩原聖人さんの鬼気迫る演技。初めての共演で大きな刺激を受けた。そして、妻夫木さんと井上真央さんの共感できる自然な夫婦のやりとり。これがドラマを観る者の心に忍び寄るように迫る。

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