「AKB48グループ第2回ユニットじゃんけん大会~空気を読むな、心を読め!~」が9月23日、東京・片柳アリーナで開催された。
今年で9回目を迎えるじゃんけん大会は、昨年に引き続き、ソロも含めたユニットでの対戦。先輩・後輩、グループの垣根を超えた個性的な48組が、8月の予備戦を勝ち抜き本戦に臨んだ。
<Aブロック>
「博多女子」「うどんだけじゃないけん!」「火の国熊本三銃士」と、優勝して故郷をPRしようとする地元愛の強いユニットがそろったAブロック。
昨年の地元名古屋でのじゃんけん大会のリベンジに挑もうと、同じユニットで出場したSKE48 6期生のユニット「栄6期生」は、順調に3回戦まで進むも「大空ついんず」に敗退。「本当にごめんなさい」と謝る北川綾巴に、会場で見守っていたSKE48・大場美奈が「何やってんだー!」っとツッコみながらも、その善戦を称えた。
昨年の覇者「fairy w!ink」は、3回のあいこの末、全くタイプの違う「パラパラ同好会」に敗退。初の連覇を目指していたが「悲しいです…」と語った。
AKB48ドラフト3期研究生のユニット「大空ついんず」の本田そらが「空気読んでないなー!ごめんなさい!」と恐縮しつつも、決勝ブロック進出を勝ち取った。
<Bブロック>
AKB48世界選抜総選挙2位、初の写真集発売と勢いに乗るSKE48・須田亜香里が、12歳年下の後輩を引き連れてユニットを組んだ「未年姉妹」は、1回戦であっさりと敗退。それでも「後輩にここまで連れてきてもらった。SKE48は層が厚いと思ってもらえた」と、須田は後輩2人の予備戦からの活躍をねぎらった。
今回参加している中で最多人数の16人ユニットとなる、NGT48 2期研究生の「2ki」。メンバー内で予選を行い、決勝まで戦う6人を事前に決めていた作戦が功を奏し、Bブロック代表に。その快進撃に、会場で見守っていた荻野由佳と本間日陽も「すごーい!」と絶叫して喜んだ。
<Cブロック>
AKB48史上初のリアル姉妹ユニットでのデビューが期待される「武藤シスターズ」は、妹の小麟にじゃんけんを一任する作戦。初戦は勝利するも、2回戦で敗退し、姉・十夢は「何もしてないけどくやしー!」と絶叫した。
Cブロックを制したのは、AKB48・多田京加とHKT48・松田祐実のユニット「Fortune cherry」。福井県出身でドラフト3期生のグループの垣根を越えたコンビが、なぜか「始まる前から自信があった」と、余裕のコメントを残し勝ち進んだ。
<Dブロック>
3年連続で本戦出場を果たしたNGT48・菅原りこのソロユニット「さくらんぼの妖精」は衣装を一新して臨むも、あえなく1回戦敗退。決勝ブロック進出を果たしたのは、HKT48・坂本愛玲菜が「ずっと頭に浮かんだ手を出したら勝てた」という、AKB48チーム8・小田えりなとのユニット「ザ・イーズ」。東西の歌姫と呼ばれる2人に、AKB48(STU48兼任)岡田奈々も、「2人の声が好きなので、優勝して曲を聴くのが楽しみ」と期待を寄せた。
<決勝ブロック>
決勝に進んだ4つのうち3ユニットが、今年AKB48グループに加入したばかりのメンバーという展開に。AKB48グループ総監督の横山由依は「新時代という感じがしますね」と、チャンスをつかもうとする若手に目を細めた。
準決勝を経て、決勝に進んだのは、「2ki」と「Fortune cherry」。今年の4月にオーディションに合格しNGT48に加入したばかりの「2ki」が勝てば、最速でのメジャーデビュー。「Fortune cheryy」が勝てば、CDに参加経験のない2人がメジャーデビュー。どちらが勝っても、前代未聞の展開となり、決勝戦は過去にない盛り上がりを見せた。
異様な盛り上がりの中、一度のあいこを挟み、「Fortune cherry」が見事に勝利し、メジャーデビューの権利を獲得した。
惜しくも敗退した「2ki」の真下華穂は「これをきっかけにたくさんNGT48や、二期生のことに興味を持ってもらえたらうれしいです」と前向きなコメントで仲間たちと喜び合った。
優勝した「Fortune cherry」のAKB48・多田京加とHKT48・松田祐実は、「予選から自信があって勝ちそうな気がしたらやっぱり勝った」「Fortuneというとおり、皆さんから“福”をもらって勝てた」と語った。そして、2人とも福井県出身ということで、優勝のご褒美として決まっているミュージックビデオ撮影は「福井で!」とおねだりした。
今回優勝した「Fortune cherry」のメジャーデビューシングルは、2018年12月19日(水)にリリースされ、準優勝した「2ki」がカップリング曲を担当する。
「AKB48ユニットじゃんけん大会2018」オフィシャルサイト:https://www.akb48.co.jp/unitjanken2nd
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