映画「私の奴隷になりなさい」の続編「私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください」の初日舞台あいさつが都内で行われ、毎熊克哉、行平あい佳、百合沙、城定秀夫監督が登壇した。
毎熊は「役者をやらせてもらっていまして、いつも作品をやりたいな、いい監督と出会いたいなと思いながらやっています。この作品で僕は商業映画が初主演となりますが、その思いが両方かなったなという思いで、幸せなことだなと思っています」と語った。
本作のオーディションが1月にあり、公開を迎えた本日までを振り返った行平は「あっという間でした。初めてのことがたくさんあって、思い返すととても楽しい一年ですね。観ていただける日が来て、信じられない気持ちといいますが、幸せな気持ちをとても感じています」と感慨深い様子。
百合沙は「実は私も今回濡れ場が初めてでして、貴重な経験をさせてもらいました。皆さんの感想が楽しみです」とあいさつした。
城定監督は「原作もですが、本格的なSM映画ではなくて、性愛映画だと思っていました。庶民的なSMというか、流動的な関係性の変化を描こうと思いました」と本作をとらえていた。
そして初日を迎えた出演者に城定監督からメッセージが。毎熊には「毎熊さんでなければ、この映画にはならなかった」と毎熊への感謝を伝える監督。行平には「女優を脱がすという責任は、監督としてもプレッシャーなんですね、簡単なことじゃないことは分かっているので。でも行平さんが『何でもやります』と体当たりで挑んでくれて、監督を信頼してくれて、ありがとうという気持ちです」、百合沙には「普通と異常な世界を普通の世界からアプローチするという難しい役で。百合沙さんに丸投げしてしまったところもあるのですが、出来上がりを見て僕以上にこのキャラクターを分かってくれていたんだと思いました」とそれぞれに賛辞を送った。
劇中では行平演じる明乃が、毎熊演じる目黒によって奴隷としての素養を開花していく。それにちなみ、イベントでは“調教の総仕上げ”を行うことに。毎熊は行平に観客の前で「スカートめくって、ちゃんと見えるように」と命じ、「…分かりました」と突然のことに戸惑いながらもうなずく行平。真っ赤なロングドレスのスカートをまくし上げると、毎熊が行平の太ももに口紅で絵を描き、突如、百合沙の胸元にも口紅で絵を描きだした、毎熊は行平には“月”を、百合沙には“太陽”を描き、それぞれのイメージが「月と太陽」だと話し、「2人合わせて、サンとムーンで“SM”ですね」とうまく映画に絡ませた“調教の仕上げ”を行った。しかし「これは僕に対する調教ですよね」と毎熊は苦笑い。いっぽう、行平は「まさか初日の舞台あいさつで『スカートをめくれ』と言われるとは思いませんでした。タブーのない女になってしまった感じがします」と感想を語った。
最後に毎熊は「10月13日に公開する『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』につながっていくお話になっています。好き嫌いはあると思いますが、気に入っていただけた方は『おまえ次第』で分かる部分もありますので、しばらくこの世界に没頭していただけたらと思います」とあいさつし締めくくった。
「私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください」は現在公開中。「私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第」は10月13日(土)より公開。