阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』が10月14日よりスタート。放送に先駆けて完成披露特別試写会&舞台あいさつが行われ、阿部、竹内涼真、安田顕、尾上菊之助、真矢ミキ、古舘伊知郎、立川談春が登壇した。
2015年の10月期に放送し好評を博した本作は、最終回の平均視聴率22.3%、2015年度放送のドラマで1位を記録(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。さらに、「第2回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」作品賞や「東京ドラマアウォード2016」連続ドラマ部門優秀賞など、数々の賞を受賞する大ヒット作に。
3年ぶりの新シリーズに、阿部が「自分たちがやってきたことが、こうやって形になり、皆さんにご覧いただけることは感無量です」とあいさつすると、安田は「1話にしててんこ盛りで、お腹がいっぱいになるような迫力ある映像と音楽。素晴らしいドラマだなと思いました。1週間ぐらいテレビを見なくていいんじゃないかと思うくらい、本当にやり切った感があります(笑)。これで1話なのかと。残り何話続くんだ、とお腹がいっぱいになる思いでございますが、ちょうど1週間後のお腹が空いたころに第2話を見ていただいて」と会場の笑いを誘った。
今作からの参加となる尾上と古舘は「民放の連続ドラマは初めての挑戦です。初めての挑戦が、大好きな池井戸潤先生原作の『下町ロケット』ということで、本当にうれしく光栄に思っています」(尾上)、「一人だけ場違いなような感じがして…まだ現実感がございません」「後ろから第1話を拝見したのですが、まだまだ距離があるので、一視聴者として見ていたのですが、前半からウルウルしてしまい、感情が高ぶる思いがいたしました」(古舘)とそれぞれコメントした。
そして、現場の雰囲気を聞かれた阿部が「すごくパワーのある現場。初日から3年前と同じように、全く迷うことなく芝居ができるので幸せです」と語ると、安田は「ピリピリしているときはピリピリと緊張感がありますし、面白い時は面白い。緩急のついた、いい現場。社長、3年前よりみんなに話しかけますよね?(笑)」と質問。思わぬ発言に阿部は「そんなにしゃべらなかった?今回は少し慣れてきたというか…古舘さんや尾上さんも含め、今作から登場する方もいるじゃないですか。大先輩なんだけど、きっと緊張されるだろうなと思って積極的に話しかけました」と照れ笑いを浮かべた。
また、「僕も3年前より阿部さんとの会話が増えました」と語った竹内が「安田さんも3年前の第一印象は、なんて変な方なんだろう、何を考えているのか分からないな、だったんですが、最近はちょっとずつ分かってきて距離も縮まってきました(笑)」と明かすと、「そんなに変じゃないでしょ?」とツッコむ安田。「本当はそんなに変じゃないです(笑)。でも、ファーストコンタクトは戸惑いました(笑)。何が本当か嘘か分からなかったのですが、だいたい嘘です(笑)」と話す竹内に、安田も「否定はしません(笑)」と笑っていた。
さらに、前作からの竹内の成長ぶりの話題になると、安田は「3年前から伸びるだろうなと思ってましたけど、まさかここまでね。今や“国民の彼氏”って言われてますから、私は『おはよう国民』とあいさつしています。これからどんどんどんどん伸びていただいて、国民の次は何でしょう?もっと大きなあだ名になってほしいですね」と語った。
阿部は「当時から竹内君は目の奥に光るものが違った。すごく集中力があったので、必ず伸びてくると思っていました。ある日、彼に“お前の集中力はどこから来るんだ?”って質問したら、いろいろと勉強していて、ある本を紹介してくれました。常に努力家だと思います」と称賛した。
日曜劇場『下町ロケット』
TBS系
10月14日スタート
毎週日曜 後9・00~9・54
※初回は25分拡大スペシャル