現在公開中の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の一夜限りのライブイベントが開催され、阿部サダヲ、吉岡里帆が登場した。
阿部と吉岡は、観客からの「シン&ふうか」コールに迎え入れられて登場。緊張気味ながらも、阿部と声のチューニングを済ませて歌に入った吉岡だったが「緊張しすぎて…もう一回やらせてください!」と仕切り直し、ギターをかき鳴らしての見事な熱唱を聴かせた。
グループ魂のボーカル・破壊としても活躍している阿部は、歌いながら会場を駆け巡る熱狂のパフォーマンス。スクリーンからシンとふうかが飛び出してきたかのようなパフォーマンスに、会場は大いに盛り上がった。
全力パフォーマンスを終えた阿部は「冒頭1分ですべてを出し切った」と笑わせつつ「リハーサルの方が良かったという感じ。お客さんがいると逆に何だか分からなくなった。リードを外されたような犬の気持ちです」と。
歓客前での人生初歌唱を終えた吉岡も、喜びの涙を浮かべつつ「皆さんが温かく迎え入れてくれたので何とか歌えました。もうステージに出る前から涙が上がったり下がったり…その繰り返し!」と。すると阿部は「登場の際の『シン&ふうか』のあおり?あれはやめてほしかった。それまでは平気だったのに、コールを聞いてから急に緊張が…。やめてほしいなぁ~!」と話し、会場を笑わせた。
阿部は「映画の撮影前にやっていないギターを練習して、さらにブランクがあるのに今日のためにまた練習して。大変だと思った」と、ギターを弾きながら熱唱した吉岡を労った。吉岡は「こんなに声って震えるんだ!とあんなに練習したのに…」と語りつつ「観客の皆さんにはむしろありがたい気持ち。立ち上がって聴いてくださって、本当にありがとうございます。もうそれしかありません!」と感謝。ハイトーンボイスで歌い切った阿部には「すごいっす、マジ尊敬っす」と賛辞を送った。
最後に阿部は「お客さんの前で歌うとなると緊張したけれど、この映画があったからこそできたこと。こんなにたくさん集まっていただけて良かった」と。吉岡は本作のテーマである『やらない理由を見つけるな』を引き合いに出して「ギターも歌も皆さんの前で披露するのは初めてで、こんなに緊張することがあるんだとビックリしたけれど、やれてよかったと思います。やらないよりはやった方がいい!」と話し「もし何かやりたいことがあっても一歩踏み込めないような人がいたら…」と呼びかけ、マイクを置いて「このまま終わりじゃもったいない!」と絶叫アドバイス。「みんな大好き~!」とイベントを締めくくった。