鈴木亮平&瑛太、鹿児島で撮了を報告「桜島どん、ありがとなぁ!」

ドラマ
2018年11月05日

『西郷どん』 大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合ほか)に出演中の鈴木亮平と瑛太が鹿児島・城山でクランクアップ報告会を行った。

 2017年7月から約1年半の間撮影され、先日10月26日に撮了した『西郷どん』。鈴木と瑛太は報告会の前に、「明治維新150周年記念 第67回おはら祭」のパレードに薩摩ことば指導で中原尚雄役の田上晃吉と共に参加し、地元の人から熱い歓迎を受けた。

 西郷隆盛役の鈴木は「昨日鹿児島に入り、南洲墓地へ行き、西郷さんをはじめ1人ひとりの方に『無事撮影を終了させていただきました』という報告をしました。斉彬公のお墓でも同じ報告をさせていただき、そこでやっと本当のクランクアップを迎えられたと思います。これまで毎日毎日西郷さんに見られて恥ずかしくないお芝居、あとは人間としてそうあれているかということを自問自答してきました。ようやく、お墓で報告できたことで、1つ区切りがついたと思います」とコメント。

 鈴木と共に約1年半の間、大久保利通を演じた瑛太は、「おはら祭でパレードをさせていただいた時に、本当にたくさんの人の笑顔を見られて、感極まるものがありました。少しでも多くの人に大久保利通という人が成し遂げたことを伝えたいということをクランクインするときに思っていたので、今回のドラマでは今までとは全然違う大久保利通像を見せられたのではないかということを感じています。自分自身が最後まで大久保を愛し、その大久保の生き様を見せられた結果として、自分としても俳優としての財産になりました」と。

 鈴木もおはら祭について「おはら祭に来させていただいて、僕の中では、西郷さんに見られて恥ずかしくないようにありたいということと、最終回が終わったとき、鹿児島の人たちに『良いドラマだった』『西郷さんが鈴木亮平でよかった』と言ってもらえることを目指してきたので、そう思ってもらえたら幸せです。皆さんの熱気を浴びて、こんなに愛されていたんだと分かって感無量でした」と語った。

 お互いの印象を聞かれた鈴木は「西郷さんと大久保さんはお互い、国を作る考え方が違ってくるので、最終的に戦をして敵同士になってしまいます。ですが、本当に敵になったからといって大久保さんのことを嫌いになれるかというと、西郷さんの人生を追体験する中で、いいところもたくさん知っているので、そうはなれなかったです。最終回まで撮り終えて、それでも思うのはやっぱり大久保さんは一番の友だと思います」と語った。

 また「瑛太くんに関しては、もう何とも言えない、強烈な、印象に残るシーンをたくさん重ねてきたので、本当に昔からずっと一緒に大きな目標にむかってやってきた仲間だという気になっています。実際初めて一緒にお仕事させていただいたのは1年ちょっと前なのですが、子供のころからやっているような不思議な感覚があります。打ち上げのスピーチで瑛太君が壇上から『亮平君、生きたね』って言ってくれたんです。まさにその言葉に尽きるなと。俺たちはそれぞれの人生を生きたし、2人のシーンでは絶対に心から西郷さんと大久保さんの2人を生きていたと自信を持って言える関係というのはなかなかないと思いますので、一緒に生きたというところに尽きると思います」と瑛太への想いを明かした。

 これに対し、瑛太は「自分の中では鈴木亮平=西郷隆盛だったので、ずっと青年期から演じていく中でも背中を見てきて、やっぱり鈴木亮平はすごいなということを常に感じながらシーンを作っていきました。2人の芝居では、予定調和ではなく、より良く変化させて2人にしかできない世界観・空間をいかに作れるか、そしてそれを作品として残せるか。そしてそれを実際に実践できたので、それは本当に亮平君としかできないことだと思いました。絆というか、深い友情が生まれました」と鈴木を絶賛した。

 クランクイン前とクランクアップ後での鹿児島の印象の違いについて問われた鈴木は「クランクインの際は、鹿児島について“いい場所だな”“美しい場所だな”と感じていたのですが、鹿児島に戻ってきて桜島が見えると、“ただいま”と思うようになりました。人の情の濃さ、あたたかさ、それは迎えてくれるということだけではなく、西郷さんに対しての思いが強くて、一生懸命熱く生きている方が多い印象です」と。

 最後に鈴木は「明治編の最終回、実はものすごく明るい回になっています。最後の侍としてこの場所で散っていった人たちが泣きながら悲しみながら死んでいったのではないぞというところ、最後の侍がどういうことを日本に託して散っていったのかというところも見ていただきたいです」と見どころを紹介。

 瑛太は「最終回の見どころは、やっぱり鹿児島からこれだけの偉人が生まれたんだということを、鹿児島の皆さんが誇りに思ってほしいなということです。ここ城山からも見える鍛冶屋町からたくさんの偉人が生まれて、日本人としての誇りを感じられる最終回になっていますし、僕自身としては西郷と大久保が何を日本に残したか、ということについて見た人それぞれ感想が生まれると思うので、その感想が楽しみです」と語った。

 そして、鈴木と瑛太は桜島に向かって「桜島どん、ありがとなぁ!」思いの丈を叫んだ。

NHK大河ドラマ『西郷どん』

NHK総合
毎週日曜 午後8時放送

BSプレミアム
毎週日曜 午後6時放送

番組サイト:https://www.nhk.or.jp/segodon/

©NHK

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