12月2日(日)にスタートする『クロスロード3 群衆の正義』(BSプレミアム)の試写会が行われ、舘ひろし、神田正輝、志田未来、神田穣が登壇した。
本作は、2016年『クロスロード』、2017年『クロスロード~声なきに聞き形なきに見よ~』に引き続き、シリーズ第3弾。舘演じる元エリート刑事・尾関辰郎と神田正輝演じるフリージャーナリスト・板垣公平がインターネットに潜む難事件に挑む。共演は、風間俊介、塚本高史、松村北斗(ジャニーズJr./SixTONES)、橋本マナミ、徳重聡、中村玉緒ほか。
舘は「このシリーズも第3弾になりまして、今回は志田未来さんという素晴らしい女優さんを迎えました。以前、『なるようになるさ』というドラマでご一緒させていただいて以来、私は志田さんのことを師匠と呼ばせていただいています。演技の師匠を迎えて、とても心強い気持ちです。うちの神田(穣)も師匠に引っ張られて、いい芝居をしているんではないかなと思います」と、志田との共演を喜んだ。また「僕はネット社会のことはよく分かりませんけれど、このネット社会の闇を暴いていきたいと思います。どこが闇なのかいまだに分からない状態ではございますが(笑)、楽しんでいただければと思います」と。
神田正輝は「今回、フリージャーナリストを辞めると資料を燃やすシーンから始まるのですが、僕に何ができるかなと思った。衣装部さんに協力してもらって、デブに見えるように厚いTシャツを詰めてもらって、体たらくで仕事を諦めた中年の男になるんじゃないかなと思った」と役作りについて語った。
舘や神田正輝から“師匠”と呼ばれながら、志田は「“師匠”“師匠”って現場でイジってくださるのはうれしいんですけど、正直困るんですよね(笑)。『何で今言うの~』って思う時もありました。でも、舘さんも神田さんもお2人ともすごく優しくて、初日に現場へ入った時に、舘さんは『僕に何でも言ってね!』と言ってくださって、本当に頼もしかったですし、安心感のある現場だなと思いました」と舘と神田正輝について語った。
また、前作から田中啓介役で出演している神田穣は、「舘さんには迷惑をかけてばっかりだったんですが、撮影中いろいろアドバイスを頂いたり、休憩中に本読みを一緒にしてくださったりと助けてもらい、僕の心の支えになっていました。神田さんは、僕の緊張を感じ取って、緊張を和らげるのに『現場は楽しんだ方がいいよ』と声をかけていただいたことが心の中に残っています」と先輩たちに助けられたことを明かし、「志田未来さんは、同世代の女優の方とお芝居するのが今回初めてで緊張していたんですが、志田さんの演技に引き込まれて、役者として2年目で志田さんとご一緒できたことは、僕の今後の俳優人生で大きな分岐点にもなりますし、いい経験になりました」と。そこに、舘が「ラブシーンやったんだろう?」と、神田穣にちょっかい出すひと幕も。
見どころを聞かれた舘は「顔が見えないことがこのドラマのキモになっていると思うので、そこに注目してほしい」と語った。
プレミアムドラマ『クロスロード3 群衆の正義』(連続4回)
BSプレミアム
12月2日(日)スタート
毎週日曜 後10・00~10・49
<あらすじ>
大田区で起こった連続殺人事件。大森臨港署の警務課に勤める尾関達郎(舘ひろし)は、区民からの苦情電話の対応に追われていた。一方、フリージャーナリストの板垣公平(神田正輝)は、報道の仕事に嫌気がさし海辺で取材ノートを燃やしていた。そこで衰弱している女(志田未来)を見つけ手を差し伸べようとしたとき、ある男に体当たりされる。のちにその男は、「ネットスクープ」で動画配信するジャーナリストの藤城紫苑(風間俊介)だとわかる。そんな中、「JUSTICE」というSNSサイトで、連続殺人事件の犯人が荒木琢磨(塚本高史)だという投稿が目立ち始め、荒木から警察に自供をほのめかす電話が入る。容疑者として別の男を追っていた捜査本部は急きょ、荒木を任意同行するが…。
出演:舘ひろし、風間俊介、志田未来、神田穣、塚本高史、松村北斗(ジャニーズJr./SixTONES)、橋本マナミ、徳重聡、神田正輝 ほか
原案:金子成人
脚本:高橋美幸
音楽:中野雅子
主題歌:Anna「初恋のワルツ」
制作統括:管原浩、藤田裕一(ロビー・ピクチャーズ)
演出:藤井裕也、村田忍
公式ホームページ:https://www.nhk.or.jp/pd/crossroad3/