大泉洋主演の映画『そらのレストラン』の完成披露試写会がにユナイテッド・シネマ札幌で開催され、大泉、本上まなみ、深川栄洋監督、鈴井貴之が登壇した。
『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続く北海道映画シリーズ第3弾となる『そらのレストラン』は、北海道道南にある“せたな町”を舞台に、海が見える牧場で育まれる<チーズ>と<仲間>の物語。
大泉は「『しあわせのパン』から続き、おいしい料理がたくさん出てくる映画となっています!皆さんはこれから見られるということでネタバレができないわけですが…果たして一体誰が犯人なのか?“クリスマスを盗んでチーズを食べる話”じゃないですよ!?」といつもの“大泉節”で観客を盛り上げた。
『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続いて本作でも主演を務めた今の気持ちについて大泉は「シリーズの北海道らしいテイストは残しつつも、今回は人間が色濃く描かれていて“子供のような男たちの友情”に注目してほしい!」とアピール。さらに「北海道の皆さんにいち早く見てもらえることがとてもうれしい!」と語った。
大泉演じる亘理をそっと見守る妻・こと絵を演じた本上は、大泉の印象について「“北海道を代表するスーパースター”の妻を演じました」と話しつつ、“とにかく家族を大事にする男”であると“夫“大泉を絶賛。劇中の亘理同様に、撮影の合間に家族とコミュニケーションを密にとっていたという大泉の家族思いの一面を明かした。
大泉と作品を作るのは4回目で、大泉のホームグラウンド・北海道での撮影は初めてと語る深川監督は、せたな町での撮影の様子について「せたな町は函館空港からも千歳空港からも3時間くらいの場所でしたが、素晴らしい場所でした」と。
また「大泉さんなので、天候に恵まれず、足元がべちゃべちゃになりながらも撮影をしました。でも映画は素晴らしいので!」と大泉の悪天候ジンクスをチクリ。大泉は「何の話がしたいのよ!?」とすかさずツッコみ、長年の付き合いだからこその掛け合いを見せた。
そして、大泉と共に『水曜どうでしょう』(HTB)に出演し、本作でも役場の職員・稲熊を演じた、ミスターこと鈴井貴之がサプライズで登場。劇中で実際に大泉が使用していたというカブ(バイク)を押しながら登場した鈴井に、会場から歓声が上がった。
本作に参加した経緯について鈴井は「この作品のプロデューサーである離婚した元妻から電話がありまして、ここで断ったら絶対よくないと思って…」とオファー快諾の理由を説明。友情出演のため、ギャラのかわりに三日三晩接待されたことも明かした。さらに「夫婦の時は全然話さなかったのに、別れてからは仲がいいんですよ」と自虐気味に語り、会場を盛り上げた。
最後に大泉は「この映画は、本当の生産者の方々をモデルにしています。この映画を観て、北海道の食材を皆さんにたくさん食べていただいて北海道がより元気になればいいなと思っています。今年は特に大きな震災もありましたので、来年はこの映画が少しでも北海道のお役に立てればと思っております!」とメッセージを送った。
映画『そらのレストラン』
2019年1月25日(金)全国ロードショー
<ストーリー>
北海道せたなで暮らす亘理(わたる)と妻のこと絵と一人娘の潮莉(しおり)。彼は父親から引き継いだ海が見える牧場で牛を育てながらチーズ工房を営んでいる。しかしチーズ作りはまだまだで、厳しい師匠に怒られてばかり。そんな亘理には気の会う仲間たちがいて日々助け合いながらも楽しく過ごしていた。そこに東京からやって来た牧羊を営む若者神戸も加わり、それぞれの生産する食材を持ち寄り「おいしい」を共にしていた。そんなある日、彼らの食材を目当てに札幌からやって来た、有名レストランのシェフによって自分たちの食材がさらにおいしくなることに感動し、この感動をもっと多くの人たちに届けたいと、仲間たちみんなで一日限りのレストランを開くことを目指す。
<キャスト>
大泉洋、本上まなみ、岡田将生、マキタスポーツ、高橋努、石崎ひゅーい、眞島秀和、安藤玉恵、庄野凛、鈴井貴之(友情出演)、風吹ジュン、小日向文世
<スタッフ>
監督・脚本:深川栄洋
脚本:土城温美
音楽:平井真美子
製作:『そらのレストラン』製作委員会
企画:クリエイティブオフィスキュー
製作プロダクション:アットムービー
配給:東京テアトル
公式サイト:http://sorares-movie.jp/
©2018「そらのレストラン」製作委員会