NHK大河ドラマのバトンタッチセレモニーが行われ、『西郷どん』の主演・鈴木亮平と、2019年1月6日(日)スタートの『いだてん~オリムピック噺~』の主演・中村勘九郎、阿部サダヲが登壇した。
明治45年の『いだてん~』のセットに立ち、鈴木は「西郷さんたちが一生懸命築いた新しい国の先にこういう時代があり、そこに生まれた新しい世代の方たちが、日本というものをある種、象徴するようなオリンピックに向かっていくんだなと感慨深い気持ちです」と。
大河ドラマについては「本当にその人間を生きて、散っていくような気持ちにさせてくれる。そんな“本物”を感じさせてくれた作品でした」としみじみ。
バトンタッチセレモニーでは、大河ドラマ初のたすきリレーをすることに。「僕が受け取ったのはバトンだったんですけど…」と困り顔の鈴木に対し、たすきを手にした勘九郎は「西郷さんからたすきを頂けて、身と気が引き締まる思いでいっぱいです」と、阿部は「ここからバトンをつないで、2020年のオリンピックイヤーの次の大河にも届けたい」と意気込みを語った。
また阿部から体調、モチベーション管理の仕方を尋ねられた鈴木は「僕の場合は、お芝居を始めた大学の母校を訪ねて初心に帰るとか。そこでせりふを覚えたり…」と。これには勘九郎が「聞いといて絶対やらないですよね(笑)」と阿部にツッコミを入れる場面も。
さらに鈴木は、2人に体調を崩さない方法について「さつまあげを食べるといいかもしれません」とアドバイスを送り、会場を沸かせた。
恒例のドラマゆかりの地にちなんだプレゼント交換では、鈴木が「さつまあげ」、勘九郎が「特製マラソン足袋」、阿部が「スウェーデンお楽しみセット」とそれぞれ手渡した。勘九郎からは「馬の民芸品は“幸せを運ぶ”と言われているらしいんですけど、現地のスタッフに聞いたら何のご利益もないって。役所(広司)さんが3頭買った後に、そのお話を聞いて…(笑)」と、スウェーデンお楽しみセットの中身にまつわる裏話も飛び出した。