ムロツヨシ、内村光良とのアクションは「“気を使え”というオーラが…」『忍べ!右左ヱ門』12・19放送

エンタメ総合
2018年12月06日

『LIFE!スペシャル 忍べ!右左ヱ門』試写会 12月19日(水)放送の『LIFE!スペシャル 忍べ!右左ヱ門』(NHK総合)の試写会が行われ、主演の内村光良のほか、ムロツヨシ、中川大志、伊藤健太郎らが登壇した。

 本作は、『LIFE!』メンバーと豪華俳優陣が一堂に会し、笑いだけでなく、ハラハラドキドキのアクションあり、心温まるドラマありの時代劇コメディーを4K撮影による高精細映像で送る。元忍者・右左ヱ門を演じる内村光良、忍者仲間役の古田新太、その息子役・中川大志によるスリル満載の江戸城潜入、待ち受ける敵役のムロツヨシや伊藤健太郎との対決、堤真一と永野芽郁が織り成す美しい親子のドラマなど、親子で楽しめる忍者アクションコメディー。

 内村は、「9月にインして、長丁場でございました。ある時5時間押しになった時、終わらないんじゃないかなと(笑)。10月に終わる予定が11月に持ち越し、季節が過ぎていきました。最初はセミが鳴いていたんですけど、最後は寒くて暖房が必要で。思い出がいっぱいあります」と振り返った。

 約5年『LIFE!』に参加しているムロは、「こんなにちゃんとやるとは思っていなかった。70分の番組だと聞いていたので、2週間くらいで撮るのかなって思っていたら、まさかの1か月以上時間をとってやらせていただきました。内村さんとのアクションシーンもあったりして、“気を使え”というオーラがすごく内村さんからありました(笑)。ケガをさせちゃいけないと思いながら、素晴らしいアクションシーンができたと思います」と。さらに、撮影時、天気にあまり恵まれなかったことを明かし、「撮影が流れた日に、昼の2時から深夜の2時まで古田新太さんと12時間飲んだことが思い出に残っています」と打ち明けた。

 大先輩たちから刺激を受けているという中川は、「今回のこのスペシャルドラマでは、内村光良さんと古田新太さんとトリオを組ませていただいて、若手がうらやむだろうなという素敵な役を頂いて、本当に楽しかったです。グリーンバックで撮影することが多かったので、完成したものを見て、こうなっているんだというものが多かったです」と。

 この『忍べ!右左ヱ門』で2回目の出演になる伊藤は、「元々見させていただいていた番組だったので、すごくうれしくて。さらっと、『LIFE!』の衣装を着ているんですが、めちゃめちゃテンション上がっています。堤さんとのアクションシーンは、結構な尺の長さがあったので、何回か練習をさせていただきました。本番まで堤さんと手合わせすることがなく、撮影当日、堤さんに『何も入っていないから健太郎がリードしてね』と言われて、『たぶんそれは僕はできません』って言ったんですけど。堤さんが本番前に練習されて、すぐ殺陣が入って、素晴らしいものが出来たので、見ごたえのあるシーンが出来たと思います」と明かした。

 本編で本格的な殺陣を披露している忍者たち。内村は、「殺陣のシーンは、現役を引退して10年経った、体力の衰えを見せながら殺陣に取り組みました(笑)。殺陣のつけ方が僕たち3人(内村、ムロ、中川)と健太郎君と堤さんで違ったんです。すごくかっこいいんですよ。僕たちはドタバタしていて、がむしゃらな感じが出ているんじゃないかな(笑)。健太郎君の殺陣がカッコいいなと思いました」と伊藤の殺陣を絶賛。

 ムロは「甲賀の頭領の役ですが、汚い手段でのし上がったというのが分かる殺陣になっているので、そこを見てほしいです。初めて刀を使った殺陣をやったんですが、あらためて堤さんのカッコよさをまじまじと見せつけられました」と。

 中川は「僕は忍者にただあこがれている設定なので、技術よりも気持ちで戦うというか。思いだけが強い。僕も殺陣の経験は少なかったので、とにかく勢いでやりました」と明かした。

 伊藤は「僕と堤さんとの殺陣のシーンは、すごく見ごたえがあるものにしたいなっていう気持ちがあった。アクション練習の時に、こういう形になりますという流れを最初に見せていただいた時は、正直できないと思いました。量とテクニックを見て、相当頑張らないとまずいなというのが最初の印象でした。数馬という役的になるべく美しく見せたいなと思ったので、最初につけてもらったアクションに『刀をこうやって回してみたりというのを入れてみたりするのはどうですか』と話をさせてもらいました」と殺陣にこだわったことを明かした。

 『LIFE!』メンバーたちも本編で随所に登場。田中直樹は「『LIFE!』のコントの中でゲスニックマガジンの西条という役をやらせていただいていまして、そのご先祖様の役を今回やらせていただきました。物語のカギを握る役だと思っています」とコメントすると、一同からツッコまれた。

 塚地武雅は「大目付の郷原を演じさせていただきました。大変な撮影でしたね。大目付に見えるように体重の方も調整して(笑)」と話し、笑いを誘った。

 シソンヌ・じろうは「1日だけの撮影だったんですけど、現場に入ったら『すね毛を処理してほしい』と言われました。皆さんお忙しく撮影してる中、10分すね毛待ちをやってしまいました(笑)。足が映るシーンもあるので、ここに10分割いたんだなと見てもらえたら」と。相方の長谷川忍は「僕だけ飛脚という役名がない役だったので、役としては一番難しい役だった(笑)」とボヤき、会場が笑いに包まれた。

 最後に、共演した永野芽郁について内村が「『半分、青い。』以来のお芝居で、非常に時代物も似合っていました。19歳になったばかりで、肌ツヤが違います。大画面で見たら、俺の顔死んでる(笑)。薬師丸ひろ子さんと共に、現場に華を添えてくれました」と語った。

<あらすじ>
江戸の町でさびれた居酒屋を営む右左ヱ門(内村光良)は元忍者。ある日、かつての忍者仲間の長次(古田新太)から、息子(中川大志)の結婚相手おこと(永野芽郁)の生き別れた父親(堤真一)を探してほしいと頼まれる。すると驚きの事実が明らかに!右左ヱ門たちはなまった体に鞭打ってまさかの江戸城潜入。待ち受ける最強の現役忍者たち。右左ヱ門は無事おことの父を探し出すことができるのか?!

『LIFE!スペシャル 忍べ!右左ヱ門』
NHK総合
12月19日(水)後10・00~11・10

BS4K
12月29日(土)後7・30~8・40

出演:伊藤健太郎、内村光良、國村隼、シソンヌ、田中直樹、塚地武雅、堤真一、中川大志、永野芽郁、古田新太、ムロツヨシ、薬師丸ひろ子 ほか(50音順)

脚本:倉持裕
音楽:野崎良太
制作統括:山之口明子
演出:西川毅

©NHK

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