“祝・公開記念!!『ハード・コア』本編+メイキング上映イベント”が行われ、権藤右近役の山田孝之と、右近が思いを寄せる水沼多恵子役の石橋けい、山下敦弘監督、メイキング監督を務めた宮本杜朗が登壇した。
このメイキング上映イベントが開催されたいきさつについて、山田は「壮絶な現場や、どのシーンを本編から落とすかどうかを話し合いをしている様子をぜひ表に出せたらいいなと思っていました。上映会が実現できてよかったです」と語った。
石橋は、父親から「映画、面白かったよ!」と電話があったというエピソードを披露。妖艶な役を演じた石橋はうれしい半面、複雑な心境であることを明かした。
メイキング映像を見た山下監督は「撮影時を振り替えるといまだに大変だったと感じるが、客観的に見ると、楽しそうに撮影している」と撮影時を振り返った。宮本監督は「まだ映画が上映されているこの時期にメイキングを見てもらえることが本当にうれしい」と語った。
宮本監督から、現場にメイキングのカメラが近くにいたら邪魔になるかと聞かれた山田は「気になるときは気になるけど。研ぎ澄まされていればカメラ100台いても大丈夫」と。また「山下監督、ハード・コアで燃え尽きちゃってるって噂がありますけど…」と山田が山下監督をイジり、会場を沸かせた。
最後に山下監督は「宮本君が作ったメイキングをまたほかのとこでも上映していきたいです!」と熱くアピールし、イベントを締めくくった。