『みんなで筋肉体操』(NHK総合)の取材会に、武田真治、谷本道哉、村雨辰剛、小林航太が登壇した。
この番組は「筋肉は裏切らない」を合い言葉に、バーベルやダンベルなどの道具を使わず、自宅でテレビを観ながら出演者と一緒に汗を流す5分間の筋トレ番組の第2弾。格好良く健康なボディを最速で手に入れるために、最新の科学的理論に裏打ちされた「超効率的な筋トレ」を紹介する。
今年8月に第1弾が放送され、出演者がひたすら筋肉を追い込む姿が話題に。武田は「正直このように取り上げてもらえるようになるとは思っていなかったので、僕自身はそれほど思い入れがない番組」と打ち明けた。続けて「でも不思議なもので、僕らの汗ばんでいる姿を見て、お客さんに伝わるんだなって発見がありました。『第2弾やらないの?』みたいな声が聞こえたときにはそれを望む自分がいたんです」と本音を語った。
武田の「それほど思い入れがない」発言を受けて、番組で筋トレの指導を行う近畿大学准教授で筋生理学者の谷本は「思い入れがないとか面白い番組みたいに話していますが、大真面目にやっています。これから高齢化社会になっていきますから『みんなの体操』みたいな感じに最終的になったらという野望もあります」と熱く語った。さらに「番組では“いかに一回をよりきつくできるか”を大切に、真剣に行う人ができるだけ良い効果を短時間で、しかも安全に行えるというのを目指しています」と付け加えた。
スウェーデン生まれの庭師・村雨は「前回このお仕事を頂いた時に何をどうしたらいいのか、正直分からなくて。でも趣味の延長でやっている筋トレと強く関係ある仕事だったので、わくわくした気持ちで現場に来ました。内容を知るとNHKさんとこのメンバーだったら面白くなるんじゃないかなと思いました」と。
弁護士でコスプレイヤーの小林は「タンクトップで記者会見に出た弁護士は日本で初めてだと思うのですごくうれしいです。今回、筋トレってやっぱり楽しいとあらためて思ったので、第1回以上に楽しんで収録をする事ができました。視聴者の方々にも、きっちりやる事は大切なんですけど、筋トレを楽しんでやっていただきたい」と。
5分間という短い時間でも、きっちり行って筋肉を追い込めば効果が出るというのがポイントの同番組だが、初心者が筋トレを始めるにはあたっては「基本的には全部鍛えるんですが、自分が鍛えたいところから鍛えたらいいと思います。自分が好きな種目から始めて、筋トレの気持ち良さを体感していただいてそこから広げてもらえれば」と谷本。さらに補足で、「実験でも腕が(見た目の)変化は早いです。足は元々体重を支えているからあまり変わらないので。女性だったら二の腕をしゅっとさせたいとか、男性だったら力こぶをつけたいとかから始めるといいと思います」とアドバイスした。
同番組であらためて“筋肉キャラ”として注目された武田だが「僕自身は筋肉自慢ではないと思っています。『細マッチョ』って言葉がありますけど、僕は細マッチョの“細マ”くらいだと思っているんです。だから芸能界の筋肉代表みたいに扱っていただくのはおこがましい。でも、舞台の公演や演奏のツアーで地方に行った時に(筋肉体操を)取り入れていますし、仕事で共演者に『筋肉体操やってよ』って言われたり、筋肉体操がひとつのコミュニケーションツールになっています」と語った。
『みんなで筋肉体操』の第2弾は、前回と同じ「腕立て伏せ」「腹筋」「背筋」「スクワット」という王道の4種目を最後までやり切る。放送は1月7日(月)からNHK総合で4夜連続で放送。
『みんなで筋肉体操』
NHK総合
1月7日(月)後11・50~11・55「腕立て伏せ」
1月8日(火)後11・50~11・55「腹筋」
1月9日(水)後11・50~11・55「背筋」
1月10日(木)後11・50~11・55「スクワット」