2019年1月6日(日)放送のフジテレビ開局60周年特別企画『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』(フジテレビ系)の記者会見が行われ、ディーン・フジオカ、井浦新、山本美月、吉沢亮、香里奈、奥田瑛二が登壇した。
平成の30年間の日本を舞台に、宿命的に対峙する2人の男の人生やさまざまな社会的事象を描く大河エンターテインメント『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』。
別人に成り代わって生き抜く主人公・馬場純を演じたディーンは「劇中では、とにかく逃げました。日本中を走って逃げ回っている中にいろんな出会いがあって、“生かされている”と感じるような撮影の日々でした」と振り返った。
もう1人の主人公であり、純を追い続ける斎藤涼介を演じた井浦は、本作について「この作品は、ディーン・フジオカ君との“追う者・追われる者”というのが1つの軸にはなりますが、それだけではなく家族の物語でもあると思います。劇中のさまざまな家族の姿もじっくり味わっていただければ」と。
自立支援施設「徳田育成園」で青年・馬場純(吉沢)を住まわせる徳田浩章という自身の役柄を「久々に難しい役」と語る奥田は「見せ方一つで全く違う役になるし、何も考えず中庸でいてそれぞれの時代を客観的に見ながら、というような抽象的なことだけ自分につぶやいて乗り越えた作品」と語った。
定食屋「キッチン・はな」と営むかたわら、純の事務作業を手伝っている佐山梨沙子を演じた香里奈は「年齢経過があるので最終的に50歳くらいのメイクを施したり、声のトーンを変えたりしました」と役作りの苦労を明かした。
いっぽう弁護士“渡辺拓海”としての純と出会い、互いに恋心を抱くシングルマザー・不破唯役の山本は、『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』におけるディーンとの共演に触れ「ディーンさんとは短いスパンでご一緒させていただいて。でもまた結ばれないっていう…(笑)。いつの日か幸せな関係性になれたらいいなと思っています」と語り、笑いを誘うひと幕も。
また若き頃の馬場純を演じる吉沢について、ディーンが「クランクインする前に吉沢君が演じた馬場純の映像を見させていただいたので、吉沢君とは今日が初めましてですが、勝手に親近感というか、他人じゃないような気がしています」と語ると、吉沢も「僕もどうやったらディーンさんにバトンを渡せるのかと考えていました。あとは家族のシーンを重要だと思っていたので、家族の幸せな雰囲気や温度に気をつけながら丁寧に演じました」と。
しかし、これを聞いた井浦は「“チーム馬場純”の2人は、うわべだけの関係でぺらっぺらだなと(笑)。“チーム斎藤涼介”に関しては、僕は現場も見に行ったし、ちゃんと握手と抱擁をしてバトンの授与式もやりました」としたり顔。
そんな井浦の発言を受け「じゃあ今握手と抱擁しておきましょうか!」というディーンと吉沢のハグが実現すると、会場は大盛り上がり。さらに吉沢が「ちなみに井浦さんの若い頃を演じたのは“清水尋也君”です」とやんわり井浦の名前間違えを指摘し、井浦が「あれ、ヤバイね。こっちもぺらぺらだったってバレちゃった!?(笑)」とあたふたするなど、終始和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。
フジテレビ開局60周年特別企画『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』
フジテレビ系
2019年1月6日(日)後9・00~11・54